PPPでスペルジャマー

 今回が多分3回目か4回目になるスペルジャマー・キャンペーン。通常のD&Dと違い、宇宙船に乗って星々を渡るスペオペ調な展開が楽しめる。
 とかなんとか言いつつ私は「普段やらないものに挑戦」って感じでウイザード、しかもサモナーに挑戦しています。UAバリアントのコンジャラーですね。禁止はエンハンスとネクロ。スリープ、チャーム、パワーワードを諦めるならありでしょう。
 パーティの他のメンツは以下の通り。
 ガンマンのキャシー。いわゆるカラミティ・ジェーン。このキャラはD&Dというよりメタルヘッドな動きをしている。つまり、移動しては連射し、もう少しで敵を倒せそうなところで「マガジンチェンジします」と言うパターンだ。いや、今回は強烈に撃ち倒しまくっていましたけど。
 ウォーフォージド・アーティフィシャーのゼラス。いわゆるロボ。外見的には黒いメカ半蔵(サムスピ)かもしれない。PLが非常に巧いパワープレイヤーなため、彼一体でシナリオクリアできそうな勢いである。
 クロイスタード・クレリックUAバリアント)のディアン。商神モコルのクレリック。常に収支を忘れない大蔵大臣。こちらもパワープレイヤー度が高いのだが今回は運に恵まれず苦戦を続けることに。しかし苦労の甲斐あって自由になるジャマーシップを入手したので上機嫌? じつはジャマー・エース・パイロットでもある。「赤字だけは勘弁な」 とか言ってほしい。
 ハーフエルフでバード・マーシャル・スピリットシャーマンのマックス。超強力な全体サポートマン。彼が居ると居ないとでは全体の戦力がまったく変わってしまう。フェイスヒーリング・ワンドの魔力に負けず唯一モコル信者にならなかった男気の持ち主でもある。
 
 これまでのあらすじ。
 宇宙商人モースター氏(モンスターとかモーンスターとか諸説紛々)の依頼を受け、盗まれた宇宙商船を奪還しに宇宙へと旅立った一行。このゲームはD&Dであるからして宇宙もダンジョンなのだ。
 これまではほとんど海洋調査ものだったが、前回から本格的に宇宙汁がしみ出してきた感じの展開だ。前回のプレイは宇宙船をはさんでの激しい攻防が終わった直後で会場の使用時間切れになったため、PCたちは傷も治していない状態だ。果たして赤毛の女冒険者(我々の先達)はこの宇宙船ドックにいるのだろうか? それともまだ見ぬ陰謀が隠されているのだろうか?
 それでは今回のプレイの始まり〜〜
 
 傷を治してドックの奥へ進むと捕虜になっていたノームを発見。人間もつかまっていたが既に死亡。しかし赤毛の女冒険者ではない。ノームの話によるとなんだか自分たちの 「宇宙ハムスター研究所」 が襲われたついでに捕まったのだとか。
 宇宙ハムスターはセカンド時代のADDでおなじみの愉快な生物だ。ジャマーといえば宇宙ハムスター。宇宙ハムスターといえばスペルジャマー。この二つは固く結ばれているのである。ついでにガイバーも入れていいかな。
 つーか、ぜってーアメリカ人は宇宙ナメてる。名前に宇宙付ければいいってもんじゃねーだろ。スペース・テンプレート付けただけでブレスレスとか付けちゃうのってどうよ? もう気分はフリーザさまだよね。俺は宇宙でも生きられるがサイヤ人はどうかな? とか言っちゃうよ。
 
 聞き込み結果を宇宙船乗り(我々をこの星まで送ってくれた人たち)に伝えると、ノームの宇宙ハムスター研究所はすぐ近くにあるらしい。
 このドックには小型のジャマーシップとモースター商会のジャマーシップの二隻があり、元々商船の奪回が任務だった我々は喜んだのだが、船に残された宇宙航海日誌によると、この船は我々が依頼を受けた更に後に奪われたものらしい。つまり、良いことはしたが本題から微妙に外れているのだ。
 本来の任務を果たすため、主犯であるドロウたちが居るであろう、ノームの研究所へ向けて我々は出発した。
 
 間の悪いワンダリングを蹴散らしつつ(到着日に出たのでリソースが食われた)、アステロイド帯の研究所に到着すると、どうにも奇妙な静けさに覆われている。果たしてここはルナツーかペズンかはたまたアクシズなのか。νガンダムの無い我々はこの石ころを持ち上げることが出来るのだろうか。アステロイドだからって逃げ出さなきゃいけないのだろうか。
 外部から慎重に観察を行ったが、2つあるゲートのうち1つは開かれ、1つは閉ざされている。うだうだ悩んだ結果、結局開いているドックから突入することに。
 入港したドックの中を移動するとどうしても甥っ子の言葉を思い出す。
ガンダムの人はどうして空を飛べるの? 」う〜む。確か 「宇宙では落っこちないから飛べるんだよ」 と返事をしたと思うのだが、巧く伝わっただろうか?
 とにかく入港して移動をはじめようとすると途端に矢の雨が降ってくる。ノームのスケルトン (研究所員のなれの果て) とドロウのクレリック待ち伏せだ。DMのクロスボウスキーさが光ってうなるエンカウントですね。
 ここで失敗したことには、スコーピオンをサモンしてしまったこと。もう大失敗と言うかダメダメ。つーかせめてクモ呼べよ。でなきゃ牛とか熊とか色々いるだろうに…
 つい、手数がほしくて弱いのを沢山呼んでしまったのですが、相手がスケルトンなのでB武器もしくはすごいパワーがないと意味が無い。せめてクモなら糸で絡めて役立ったし、ボンバディアならブレス吹いたし、牛や熊なら圧勝だっただろうに… 数ある中でほとんど唯一の失敗を引いてしまいました。反省します。
 でまぁ、ドックの戦闘はなんとか片が着いたものの、まだまだ奥は広くコンディションレッドが続きます。
 ドックから通常区画へ移動をはじめ、私室とか資料室が出てきて位置取りがいい加減になってきた頃を見計らったかのように、ドロウ・ニンジャが次々と出現します。うお、サプリの反映が早い。位置取りが敵に有利な上に、スイフトで消えてサドンを入れてくる戦術にPCは大ピンチに陥ります。ここでは失敗せずにクモとサソリをサモンし、なんとか役立ったり命を拾ったりします。単独で敵に晒されたりして非常に危険でした。
 この戦闘で特に印象的だったのは、キャシーのサイコガンショットです。恐れ入ったことに、彼女は敵の位置さえわかっていれば弾道をひん曲げて撃つことが出来るのです。例えば、自分がドアを抜けて曲がり、その後完全にUターンする弾道で撃ってもいいのです。
 せこく偽降伏したりする連中を何とか倒し、一人は尋問して情報を得て、おそらく最後になるであろう戦場に向かいます。ここで時間が取れないのが惜しいところでした。
 実は今回、2LVのスロットを1つ空けておいたのです。これによって、15分で必要な呪文をスロットに入れることが出来るため、対応能力が上がると思っていたのですが…
 残った呪文がスリートストーム位になってしまったところで最終戦闘です。一応、使わないとは思いますが毒の切れたレイピアを拾ってスリーテンドエリアを確保します。う〜む。ディアンのようにフレイムガンでも持っていればよかったなぁ。ジャベリンしかないんだよね。
 捕虜から聞き出した、敵の待ち構えるドアをあけると、中は大変イヤな感じになっていました。宇宙ハムスターが4体と、ボスとエターキャップと雑魚ドロウとスケルトンが沢山です。おいおい、どーするよコレ。
 
 とにかく最後の戦闘です。
 長い、悲惨な戦闘をたった一機で(一人とは言い難い)制したのはゼラスでした。インフュージョンエベロン関係の能力らしい)でアーマータレントをコピーし、大型エレメンタル相当のワールウインドに変身して雑魚を一掃。さらに次の部屋と(入ったのとは逆側の)ドックにいる敵を文字通り巻き込んで全滅させます。ドックの残敵は船を出そうとしましたがゼラスに倒されて制御不能になり研究所(アステロイド)に墜落しました。って、この船モースターさんトコの商船だったよなぁ… まぁ、ジャマーヘルメットは回収できそうだからいいか。
 敵のボスは開始直後にキャシーの銃弾で倒れており(ラピッドが二発とも当たり、さらにダメージダイスで最大値が出ていきなり50ダメくらって即死。正体はワーロック)、技術者らしいドロウも宇宙水兵らしき雑魚も倒れ、もはや残っているのは宇宙ハムスターだけという状況です。
 しかしこの宇宙ハムスターは強かった。HPが70もある上にダメージもでかい。前線も2発で死亡、私なら1発で即死コースだ。ちなみに私はここでも呪文の使用に失敗している。宇宙ハムスターのダメージがあまりにも大きいため視界を奪うべくスリートストームしたのだが、範囲がでかすぎて味方も手が出ない状況になってしまったのだ。攻撃呪文が1つでも残っていれば良かったのだがそんなはずも無く、5Rもの間(死にかけたマックスがリジェネしたりキャシーを回復したりはしていたが)何も出来なくなってしまった。
 スリートストームが終わって竜巻洗濯機を止めたゼラスが宇宙ハムスター部屋に戻ってきたところで戦闘は事実上終了した。ゼラスやマックスはACが非常に高く被弾は20オンリーであり、彼らの攻撃力にはさすがのハムちゃんずも倒されるしかなかった。
 
 戦闘が終わって、研究者たちの話や現在の状況をまとめるに、どうやらこの研究所(アステロイドの岩塊をくりぬいて作ってある)をコロニー落としする予定だったようだ。
 先ほどの冗談が冗談にならない状況だ。
 ジャマーエースのディアンのおかげで問題なくコントロールを取り戻し、とりあえずは解決を得た。
 しかしモースター商会の船はまだ一隻しか取り戻していない。もちろん赤毛冒険者の痕跡も無い。この後我々は何を目標にすればよいのだろうか。
 今回も時間一杯プレイしたため、今後の方針は掲示板かプレイ当日と言う感じになりそうだ。
 
 う〜〜ん。とにかく、呪文選択が下手なのと、その選んだ呪文を使うのも下手だ。
 この二重苦はどうにかしないとな。言語の壁はHJがどんどん壊してくれているから、なんとかなるだろう。できるだけたくさんPLして経験をつまないとなぁ…
 
 あと、味方への援護呪文かけすぎっていわれがちなんだけど、ここでは全く掛けてないことに気づいた。この差はなんだろう?