停滞前の一回

 
 信仰雑感その1だけやっておきましょう。
 例によって解説の並び順。
 
 
 一撃強化 Improved Smiting:わりと良い
 3.0と違ってスマイト系能力は数が増えるので、この方向に特化するなら取って悪い事は無い。
 パラディンとカスバートのクレリックとテンプラーで3種類もあるしパラの回数も増えたしね。
 
 
 猪の凶暴性 Boar's Ferocity:不要
 HPがマイナスに行ったときに持ちこたえる能力。こうならない様に工夫するのが先。
 
 
 オーク樹の頑丈さ Oaken Resilience:優良。ドルイド必須かも。
 様々な完全耐性と種別変更を入手できる上に、持続時間も長い。
 条件を満たしたらぜひとも取ろう。
 
 
 輝かしき武器 Glorious Weapons:メタ過ぎ
 メタ過ぎとは「特定条件でしか使えない = メタ視点な対策としてしか活用できない」の意。
 メタ視点とは、ここではPC視点ではなく一段高いPL視点のこと。
 3LVだけでプレイするとして、敵の事前情報で属性のDRが分かっていて、サイキック・リフォーメイションを受けられるなら取るかもしれない。このくらい限定されすぎ。
 
 
 クズリの激怒 Wolverrin's Rage:不要
 どうしてもレイジしたいならともかく(何かの前提とかで)、内容も弱いし不要。
 
 
 化身回数増加 Extra Wild Shape:普通
 化身の特化したキャラならかなりオッケー。オーク樹の頑丈さもあるし、この道に進むならokかと思われ。
 
 
 化身高速化 Fast Wild Shape:普通
 同上。
 
 
 魚の泳ぎ Swim Like a Fish:不要
 海洋シナリオでも取らない気がする。
 せめてクラスLV時間持続だったら、みんな入れ替えて使うだろうに。
 
 
 呪文熟練(それぞれ) Spell Focus(each):不要
 累積(上乗せ)しないなら要はない。
 
 
 呪文穢し(けがし≒汚し) Corrupt Spell:不要
 敵のボス術者なら取るかも。NPC向けなのか? 結局イベージョンされてお終いな気もする。
 
 
 呪文次元越境化 Trans dimensional Spell:不明
 意味があるのか、それとも無意味なのか、私のキャリアでは判別不能
 インコな連中が大量出現すると分かっていて、リフォーメイションと(LV的な)時期が合うなら取るのかもしれない。
 
 
 呪文聖別 Consecrate Spell:高貴で既出、微妙
 悪くは無いけど、他のと競合して負ける口かな?
 
 
 呪文発動時間短縮 Rapid Spell:微妙
 普通なら不要とするのだが、ドルイドが強化されているので微妙に格上げ。
 全ラウンドでサモンするはずが標準になれば、意味が無いとはいえない。しかし、1LV上のスロットになるのは余りいただけない。これはどうなんでしょうね?
 
 
 手練の術者 Practiced Spellcaster:人によっては必須。優良
 マルチクラス時の不利を少しだけ補ってくれると見るか、タッチの強化と見るか。
 
※ タッチとは、他の要素を少し混ぜる事を指すカードゲーム用語。
  タッチソーサラーと言えば、少しソーサラーを混ぜていると言う事になる。
 
 キャラクタ構築の幅を広げてくれるフィート。例えば戦士メインの魔法戦士的なキャラクタがこれを取れば、持続時間などの面で魔法部分が強化される。
 使用可能な呪文が増えない事に注意。
 
 
 招来呪文任意発動 Spontneous Summoner:不要
 クレリックなら素直にサモン・モンスターしろ。
 スポンタナス(任意発動)できるのは偉いが、ここまで無理しなくて良い。
 
 
 信仰術力上昇 Divine Spell Power:必須。優良
 一時的だが、高確率で術者LVを上げられる。術者LVが上がると言う事は、回復呪文が更に回復すると言う事だ。これほど簡単明瞭で強力な効果は少ない。
 
 低レベル、例えば2LVでの回復量を試算してみよう。
 退散判定と同じ要領で術者LVの増減を行う。
 +2 知識:宗教5ランク。
 +2 カリスマ14。
 +3 この特技のボーナス。
 以上のように+7ボーナスある。もし《ニンフのキス》を持っていれば+9まで上がる。
 退散判定は 9以下でマイナスになりますが、d20+7で9以下と言う事は、出目2以下ってことです。
 
 つまり、d20で3出せばペナルティなし、6以上でボーナス発生ですよ。
 実に75%の割合でボーナス発生。これは美味しい。
 
 この2LVクレリックは、キュア・ライトで最低でも1d8+3治せるわけですね。
 普通は治癒のドメインで《治癒呪文増幅》(オーギュメント・ヒーリング)を持っているはずですから、最低でも1d8+6治るわけです。
 1d8+2と1d8+6は、序盤の冒険では文字通り生死を分けると思いますよ。 
 
 そして、術者LVはなにも回復だけではありません、その他の呪文の要素として非常に重要です。
 将来的には《ニンフのキス》と栄光のドメインを取るでしょうから+11まで見込めます。
 こうなれば出目11以上、つまり50%の割合で術者LV+4できるわけです。そして出目2でも+1術者LV。
 
 とまぁ、非常に強力だと分かっていただけたでしょうか。
 ついこの間まで私も知らなかったんで、詳しく書いて見ました。
 
 
 信仰力呪文修正 Divine Metamagic:必須 優良 つかーかやり過ぎ
 習得している呪文修正特技を、フリーアクションで、呪文LV上昇無しに、適用してしまう。
 失うものは、上がるはずのLV+1回分の退散回数だけ。
 
 威力強化や最大化が、使い放題ですか…
 だってさ、退散って、正直な話、しなくていいんだぜ。殴って文字通り退散させればいいじゃん。
 ただでさえ最強のクレリックをこれ以上強くしてどうすんのかなー。マジやり過ぎ。
 
 
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 とまぁ、こんなところでいったん終了。
 
 この続きはブラックオニキスを手に入れた後で…