HJコン参加

[D&D][プレイ感想記]HJの3.5発売記念コンへ。
 
 今回当たったDMはとーちゃん氏、文句なしに最強のDMを引いてしまいました、ピンチです。メンツ的には、シャウンティア関係者らしき人は一名だけで、あとは普通の人ばかり。赤箱の次が3.5という人もいました。
 前回は2LVでしたが今回は3LV。ってことは次回は4LVなのかな? パーティ構成はこんな感じ。
 
 人間・クレリック2(旅と幸運)
 人間・レンジャー3(スパイクトシールドがメインでカトラスがサブの二刀流)
 ハーフドロウ・ウイザード3
 ノーム・バード2 ファイタ1
 ハーフオーク・ババ2 クレ1(時と金属)。
 ドワーフ・ローグ2 ファイタ1 (このドワーフだけ記憶が曖昧)
 
 前回に引き続き今回のシナリオも舞台はFR。
 北方なのはいいとして、フロストバーン使用と言うキツイ状況。全員が防寒具とカンジキ、そしてフロストバーンで追加の増加防寒具(毛皮)を着用することに。
 今回も良く出来たキャラで助かるが、小物を自分で買わなければならないようになっている。しかも(カンジキ有りだから当然だが)武器装備ガイドも有りだ。A&EGはパッチが当たっておらず、3.5での使用は微妙だが、まぁ、細かいことは言うまい。買い物その他に少々時間をかけてからシナリオ開始。
 
 セッション内容は、いままでのHJコン同様に、ミニイベントが時系列に沿っていくつも起こるタイプ。
 これを読んでもネタばれして次回の参加がつまらなくなると言うことは多分ないです。今までのパターンだと、舞台は同じで(マップとか用意の必要なものの事ね)、内容を変えて次回に使うって言う感じですから。
 今回用意されていたのは(他の卓から聞いた分も含めると)次の通り。
 
 前提
・パーティを組んでいる。
・今はキャラバンの護衛を終えて村で一休み。
 
 イベント
1:伐採場から材木が半分届いていない、調べてきてくれ。
2:伝令が帰ってこない、様子を見てきてくれ(この伝令は我々とすれ違っているハズでした)。
3:おばあさんがライカンスロープにかまれたの。ウルフスベインをとってきてください(幼女)。
おばあさんは通常の治療手順に従って南の大きな町へ向かうだけなのですが、孫は無理を言ってきます。
 
 以上が初日の段階で起こるイベント。
 村での情報収集では以下のことが達成値に沿って分かります。
 
・日の出は6時、日の入りは16時。つまり日照時間は10時間しかない。
・明け方と夕方二時間ずつは厳寒(要ST)、夜間は酷寒(STもペナもキツイ)、日中はペナルティなし。ただし雪が降っていれば相応に厳しい。特に移動速度が。
・北のほうには黒血団(ライカンスロープ集団)がいる。
・伐採場は黒血団の射程範囲内(足の速いライカンスロープなら雪でも半日で来れる)。
・西のほうにはホワイトドラゴンがいる。
・満月期(28〜01)には村は閉ざされる。今日は25日。
実際の満月期は29〜01らしいが、28の夜に門を閉め、02になるまで開けない。
 
 
 以下は翌日 (26日) 以降に起こり、1〜3のイベント結果を受けて変動します。
 
4:1を調べたなら、怪しい塚を見つける。
5:2を調べたなら、怪しいクマの情報を得る。
6:3を受けない場合、幼女が一人で西(!) へ向かう。
 
7:クマを早期に排除していない限り、残り半分の材木を積んだキャラバンが襲われる。薬草が無い場合のおばあさんも(キャラバンに便乗するので)巻き込まれる。
 
 どれも、片付けさえすればイベントを引き受けなくても結果的に少々のお金が貰えるようです。
 
 とまぁ、こんな状況なので、夕方に村に着いた我々は情報収集だけして、翌日は日の出の2時間前に起きて呪文習得と出発準備をすると決定。ガンパレなみの早起きですね。
 明け方の6〜8時は厳寒状態ですが、それは防寒装備フルセットで何とかなります。ウイザードはロープトリックも覚えていてくれましたし、いざと言うときの為にみんなでお金を出してエンデュアも人数の二倍かっておきましたし。
 いやしかし、限られた10時間を最大に使うように考えないと、何も出来ない感じです。
 
 我がパーティは近いほうから対応と言うことで、謝礼は安かったが伐採場を調査に向かいます。なにせ移動力が天気によって激変するので安全に安全を重ねた決定です。幼女は保留っぽい返事を返しました。
 これによって、1が実行されて4のフラグがたち、3が無視されて6と7のフラグが決定されます。
 伐採場は荒らされた様子が無く、馬車に材木が積み込まれ、馬もごく普通に待機していました。チキンな我々は馬車を牽いてすばやく村へ取って返し報告。NPCの口から4の実行を頼まれます。
 翌日に伐採場に行き、周辺を調べると足跡を発見。新たに雪が降っていたらとても見つけられなかっただろう。足跡を追うと変な塚に出くわす。脇に転がる、入り口をふさいでいたらしい石版にみな戦々恐々。いやほら、入り口の前にはずされたドアが落ちてるのって、キャリオンクロウラーが出てくるでしょう?
 石版にはセレスチャルであけるな危険の警告が。封蝋の跡もあったし。
 色々と慎重な調査を続けていたが、ちょっと展開に焦れていた私がネクロ反応と人影があるにもかかわらず、竪穴に飛び込んでしまいます。いや、出来のいいキャラだったから何とかなると思って。
 中にはワイトが4体いて、着地に失敗した私を囲んできます。ここでDMに呪いをかけてダイス目を悪くし、全弾外れさせ、しかもスクロールを取り出してサンクチュアリを使う際のAOも一回しか当たらないようにします。ビバ! 呪い。
 後から飛び込んできたローグとレンジャーも着地に失敗し、ローグはたこ殴りで即死、レンジャーも少々被弾します。
 竪穴の上からターンが飛んで来て状況が好転… すると思いきや、確かにボス格を倒して好転はしたものの死んだローグが即効でワイト化。仲間同士の攻撃はともに出目が悪くなかなか倒せない。恐怖状態で放置していた雑魚が復活しかねない時間の進みである。
 結果として、レンジャー氏の猛攻によってすべてのワイトが倒され、我々は全滅を免れた。
 
 夕方に村に戻って一休みと思ったら、幼女が出かけたことを聞かされます。ドレイン判定前に何とかしたいとか、幼女は朝早くでたから今出れば朝に追いつけるハズだとか、「明日は雪です」とかそんな事情から我々は夜間行軍を決意します。村で長毛種の馬(寒さに強い)を借りた我々はトラッキングしつつ足跡を追い、深夜一時ごろ無事に幼女を見つけました。しかし零時から雪が降り始めていたため、そのまま27日を全てビバークで終えました。これ以上進んだらドラゴンの勢力圏に深入りしすぎです。
 ドレイン判定は、事前に能力値ブーストしてレジスタンス掛けて挑んだ結果、両者ともセーフ。
 ちなみにこの追跡行軍の開始時にローグの双子キャラが投入されています。
 
 さて。
 28日なので我々外に出れず、村の中での情報収集と、気が向いたらスクロール書きが出来る状況になったわけです。しかしまぁ、特に何事もなく02日まで時間は進みます。
 イベント2をパスした結果、NPCが伝令の死体発見の報を知らせてくれます。これによって5のフラグがたち、7の内容も確定が出ます。
 具体的には、伝令の死体回収を依頼され、更に可能ならクマ退治もしてほしいと言う内容です。
 
 時間制限がなくなった我々はプレイ時間的に最後のミッションを(ドラゴンは無理ッス)達成すべく伝令の死体回収に出かけます。
 しかし、伝令の死体だけ見つけるつもりがイベント7により、キャラバン+おばあさん+伝令が皆殺しになっているのを発見します。しかもここに残った痕跡からただのクマではなく悪魔チッククマであることが予想されてしまいました。キビシー。
 
 追跡を開始したのですが、途中でレンジャーが「はっ これはバックトレース!」と気づきます。
 前に進んだと見せかけて実は後ろ向きに歩いて追跡者を迷わせるテクニックを使ってくるとは敵もさる者です。ここでビビッた我々は帰還を決意しますがその追跡チェック(逆効するために足跡を追った)で失敗! 我々は 「道に迷う判定」 に突入し(もちろん迷ったとは思っていない)、帰るどころかクマの巣に出くわしてしまいます。
 ただの広い空間と思いきや、なぜか失われた悪神の祭壇があります。周囲は大量の骨が散らばっていてトログロ級に大変な状態です(崇められていた神は、ミアクル・ベイン・もう一人の3人組の名前の思い出せない人。ベインは復活したけどね)。
 祭壇を破壊しようと近づいたところで、ローグが目のよさが災いしてクマを見つけてしまい、強襲されて ツメ命中 > つかみ強化 > クマー で即死コース。2キャラ連続で亡くなられてしまいました。
 祭壇を中心にアンハロウも掛かっており、厳しい戦闘になるハズでしたが、レンジャー氏の猛攻と、ババクレを集中強化(ブルズ+エンラージ+レイジ)したおかげで、なんとグラップルを弾き返してアーマースパイクでDRをものともせず殴り殺してしまいました。
 そりゃまぁ、STR28のラージサイズ・バーバリアンが相手じゃぁ、さすがのクマも手が出ないですよね。
 最後は20で切り良くまとまったプレイでした。
 
 
 全体的に…
 今回のプレイでよかったのはメンツとDMですね。どちらも非常に良かったです。
 複雑な移動力計算も活動可能時間も重量計算も、誰も嫌がらずに協力してやりくりしていきました。特にバードを選んだ人はこの手の計算が上手く早く、馬やロバの都合まで引き受けてくれました。いっちゃ悪いですが外見はキモオタなのにルール知識も運用も的確でマナーもOK、まさに人は見かけによらないを地で行っていました。
 二回も死亡してしまった(二回目は気絶止まりですが)ローグの人は、赤箱の次が3.0とか3.5という状態だっただけにちょっと可哀想でしたが、まぁ、ある意味D&Dは変わっていないと言うことを見てもらえたかなぁと思います。
 
 あとは、会場で日本商品が売られていたんですが、3.5PHBがあっという間に売り切れになっていたのは驚きです。スタッフも「あるだけ持ってきていて、もう本社にもありません」とのこと。
 なかなか好調なようで頼もしい限りです。今回前回と来場者も多いし、なんか、好い感じなんですかね?



[本日の夕飯]
 飲み会に混ざり損ねて、普段のプレイメンバーとサイゼリアで夕飯。ターメリックのカレーと、子えびのカクテルサラダ、チョリソー。