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 土日で雑感を休んだので、ファイター呪文「がんばる」をキャストしてみる。
 
 
 レビュー前に、基本的な部分を押さえておこう。
 
・使用回数は無限である(詠唱時間は通常に使うが)。
・習得個数が非常に少ない。20LV時に12個
・等級(グレード)は、4段階。
・新たな等級は、6LV、11LV、16LVで使用可能になる。
・初級は17種、中級は15種、上級は11種、暗黒は7種。
・各等級は3つずつ覚えられる(より下級を覚えても良いが… それはしないだろう)
・妖術追加の特技で、増やす事が出来る。
 
 このように、既存のどの術者とも違うプレイ運用になる。
 呪文のときは50音順にレビューしたが、今回は術の等級ごとに分けて行おう。
 
 なにしろ、次の等級の妖術を得るのが遠い。
 わすか1〜3つの妖術と怪光線で6LVまでを生き残らなければならない。
 充分気合を入れて選んで欲しい。
 
 では、始めよう。
 今日は初級を8つ(半分)だけ。
 呪文と同様の効果の妖術があるが、運用が全く異なるので、同じ評価にはならない点に注意。
 
 
 アースン・グラスプ:2
 敵向けで、高レベルになってから獲得するべき。つまり、PCには向かない。
 回数無限なので、護衛になる手が沢山出てくるのは正直ありがたい。
 しかし、この術は使用可能な場所が限定されるし、持続時間もLV毎に2ラウンドだから低レベル時に取っても意味がない。4LVの習得チャンスか、6LV時にフィートで取る事になる。
 では、使用に条件のつくこの術をフィートをつぎ込んでまで取るかというと… Noだ。
 PCではなく、敵のボスとしてとるならいいだろう。適度に活躍して、適度に弱くなるからだ。
 
 
 エルドリッチ・スピア:3
 例えば、フォレストノームのような隠れ身の得意な種族が取ると、ちょっと怖い事になる。
 射撃は、カバーを得て行う事が出来るからだ。正直、見つけられないまま遠くから打ち倒してしまうだろう。
 視認の修正は、射程距離で+25、森の中のフォレストノームで+12、攻撃して隠れ身する際には20ペナ。隠れ身が出来る以上、必ず遮蔽があるので+4、そして最後に本人の隠れ身です。
 やりくりすると、d20+21+本人のスキルですね。正直、これは見つけられません。
 怪光線がメイン武器になる以上、毎回つかえるこの術を選ぶのは正解です。
 しかし、要するにダメージでしかないと考えると、微妙になってしまいますね。
 どのようなキャラクターを作りたいのか、熟慮しましょう。
 
 
 エントロピック・ウォーディング:2 敵向け
 悪くは無い。細かい効果の詰め合わせだから、100円ショップでの買い物を、無駄遣いと感じるかどうかみたいなものだ。
 これを取るだけで一生スニークされないし(視認困難が発生しているとスニーク不可)、レンジャーなどに追跡されなくなる。
 HP的に厳しいウォーロックにしてみれば、ダメージが20%減るのも大きいだろう。
 ただ、一生付き合う能力としてどうかと考えると、恐らくNoだろう。
 敵に取らせておくと、HP的に長引いて粘れて良いかもしれない。
 
 
 サモン・スォーム:1
 精神集中と言うのがいただけない。貴重な手番をこれに費やすのは論外だ。
 冒険をするのに、一生ついて回る能力が精神集中というはダメダメ。一生の1/13を集中して過ごすつもりですか? 回数無制限の意味もないですし… とにかく論外。
 
 
 シー・ジ・アンシーン:3
 悪くない。一生付き合う能力として、透明を見れるのと暗視を得られるのは悪くない。
 ただ、最初にとる能力では無い。特技で増やしてもいいかもしれない。


 シックニング・ブラスト:1
 不調状態は、要するに何でも2ペナという効果。ペナだから沢山当てても累積しない。
 ザコいじめにはいいかもしれないけど、一生付き合う能力じゃないなぁ。
 
 
 スパイダー・ウォーク:1
 アイテムで代用できるので不要。
 高所から怪光線を打ち続けるのは、それはそれで効果的ではある。
 単に、金で解決できる事に、一生で12個しか選べないものをつぎ込むなという事。
 
 
 ダーク・ワンズ・オウン・ラック:2
 STへの幸運ボーナス。しかし、実のところウォーロックはカリスマ不要のクラスだ。敵にSTを要求する能力ばかりを沢山選ぶのでない限り、カリスマは要らない。あるいはアイテム騙しにスキルをつぎ込んでいる場合とかね。
 こう考えると、取らないと思われます。いや、悪い効果とは思っていないけどね。
 
 
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 いやもー、書き込む時間帯がぐちゃぐちゃだね。
 われながら困っちゃう。