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 初級の選択理由で間違い発見。
 シックニングは、生きているクリーチャーにしか効きませんね。
 ますます、低レベル時のみの効果だなぁ。
 
 今日は上級妖術。
 日程が押しているので、まとめてやってしまいましょう。
 
 上級妖術は、11、13、15の各レベルで習得します。
 専門の術者であれば、6〜8LVの呪文を使う時期ですね。
 4LV程度の術(ウォール・オブ・ファイアなど)を回数無制限で使うか、
 6LV程度の術(ディスペル・グレーターなど)を接触などの条件付で使うか、
 こんなバランスです。
 この辺を意識して考えるのも良いでしょう。
 
 
 ヴィトリアリック・ブラスト:4
 よく読むと、怪光線ではなく酸の水鉄砲になるようだ。そうでないと呪文抵抗を抜ける理由にならない。
 となると、最短で11LVだから、基本が6d6で、追加で2d6されて8d6になるのか。8d6あれば、属性防御もかなり抜けるからこれは悪くない。というか良い。完全耐性持ちでもなければ防げないレベルだろう。それならそれで、普通に撃つだけだしなぁ。
 要素は良いのが無かったので、これはオススメかもしれない。
 
 
 ウォール・オブ・ベリラス・フレイム:4
 ウォール・オブ・ファイア打ち放題というのは強い。半分は謎のパワーなので減らせないのも優秀。
 ウォーロックの場合、視線をさえぎる壁を作れるのは諸刃の剣だけどね。
 壁は回数無制限と言う長所も活かせるし、悪くない選択肢だ。実体のある壁を出せないので、この辺で手を打つしかないという事情もある。
 
 
 ウォーロックス・コール:3 NPC向け
 PC間で自由に連絡が取れるようになる、回数無制限が活きる能力。何せ、超次元通信ですからね。ワープ10よりは遅いけど。
 キャラクタ間の連携を重視するプレイスタイルならとるべきかも。ただ、それ以外ではちょっと厳しいかなぁ。いわゆる、PC向きでないってヤツ?
 NPCだと丁度良いのだろうか。腕利き調査員とかね。
 
 
 エナヴェイティング・シャドウ:1 悪人専用
 なんて言うか、少年漫画で「お前の手品は二度見せられるシロモノじゃない」と小馬鹿にされるために有るような能力。
 光に弱いから昼の屋外ではつかえないし、光系呪文で簡単に無効化できるし、被害を受けてもわずか5ラウンドで回復してしまう。
 物凄く弱くて話にならないです。
 
 
 エルドリッチ・コーン:4
 30ftコーンはかなり有効だけど、反応STが可能になってしまう。どちらを重く見るか。イベージョンもあるしね。
 仮に11LVで取得すると、6d6ダメージを回数無制限で撃てることになります。他に効果を付けていればそれも含みます。
 射程を長くするスピア、複数に当てるチェイン、エリアに変えるコーン。上級までに 「形状」 をいじっていないのであれば、上級での最優先でしょうけれど、どちらも選んでいないのはちょっと考えにくい。
 11LVキャラを扱うなら、プレイグループの傾向で考えるべきなのかもしれませんね。
 
 
 チリング・テンタクルズ:5
 非常に強力。元から強力な呪文を回数無制限とは、これは大盤振る舞いだなぁ。
 正直、オマケで付いてくる冷気はどうでもいい。
 しかしアレだ。元の呪文もそうなんだけど、術者本人が例外指定されてないんだよね。範囲がファイアボールと同じ広さなのに自分も被害を受けるって、結構怖いよねー。
 
 
 ディヴァウア・マジック:2
 グレーターのディスペルを使えるのは嬉しいけど、接触で目標限定ではありがたみも半減。
 ヴォーレイシャスを取っていないなら考慮するけど、取っているなら無視かな。
 ウォーロックは、接近戦をする人ではないと思うのですよ、私は。
 ああ、接近戦をしないのと、弱点を放置しておくのは別ですよ、もちろん。
 
 
 テネイシャス・プレイグ:4?
 この攻撃は魔法として使われるそうです。そしてスォームの攻撃は自動命中…
 もしかして、非実体(インコーポリアル)に確実に命中するんですか?
 吐き気のする状態は強力で、呪文使用を不可にします。これは悪くないのかも?
 少なくともこれがあれば一般的な軍隊は壊滅させられますし(何と言っても射程が長い)、PCでも回数無制限のスォームは鬱陶しいですから、かなり良いのではないでしょうか。
 高い評価をつけておいてアレですが、何か落とし穴があるような気もします。
 見落としている事、ないですかね?
 
 
 ノクシャス・ブラスト:2から3
 頑健STで吐き気のする状態に。このレベル帯のウォーロックはDC22くらいを要求できると考えると、対ウイザード用としては無意味ではない。少しは希望がある。
 それ以外のクラスやモンスターには全く効かないだろうが…
 
 
 ビウィッチング・ブラスト:2
 コーンを覚えてからでないと意味が薄い。しかし、そうやって後回しにすると精神作用だから無効化されてしまう。占術対策の付随効果で、精神作用は一切無視されてしまうのだ。
 こう考えると、持続も1ラウンドだし、弱いものいじめ用だなぁ。
 パニックを起こした一般人の群れというのは、PCの行動を規制するにはいいけど、そんな事ばかりやってると嫌われるしなぁ。困ったものです。
 
 
 リペリング・ブラスト:2 敵向け
 PCとしては不要。中型までってのがダメダメ。このLV帯で中型って、そんなのいないですよ。
 敵のボスが遠距離からPCを転ばして近寄せないようにするには良いけど、それは正直ハメ技だよなぁ。
 コーンと組み合わせればと考えがちだけど、30ftコーンから、精々20ft突き飛ばして、それでどうしようと言うのだろう? 転ぶから距離を詰められなくなる?
 コーン取得の後だから、13LVで出てくる敵が反応ST22で困るだろうか? 50ftを詰められない? 攻撃手段がない?
 MM無改造のモンスターだと、モノによっては手詰まりで完封できるだろうけど、そんなヤツばかりじゃないし、それに、思い出して欲しいけど、ウォーロックの能力は一生モノなんですよね。
 自分が20LVになって、脅威度20のモンスター4匹と戦う事もあると考えて取るわけです。
 その時、中型までの敵を最大で60ft突き飛ばす能力が有効かどうか、考えてみましょう。
 
 
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 さてさて、それでは何を選ぶか考えてみましょう。
 11、13、15の各レベルで取得します。
 サンプルキャラとして、これまでに以下のような順番で取得している人がいるとします。
 
1LV シックニング・ブラスト
2LV スパイダー・ウォーク
4LV シー・ジ・アンシーン
6LV エルドリッチ・チェイン
8LV ヴォーレイシャス・ディスペリング
10LV フリー・ザ・シーン
 
11LV ヴィトリアリック・ブラスト
13LV チリング・テンタクルズ
15LV ウォール・オブ・ベリラス・フレイム
 
 
 では、取得理由に移りましょう。
 
 11LV時に、というか、最初にヴィトリアリック・ブラストを取るのはほとんど必然ですね。
 呪文抵抗を抜くのに四苦八苦している筈ですから、有効な妖術があれば最優先課題でしょう。
 素の状態の怪光線は呪文LVが常に1なので、要素か形状で呪文LVを上げておかないと、メイン武器がガラクタになるんですね。
 
 次の二つは、順番で悩むところです。
 触手を先にして壁を後にした理由は次の通り。
 壁は常に有効ですからいつでも欲しい。でも、ウォーロックはアーチャーだから諸刃の剣でもある。よって、特技やアイテムで何とか対応できるように、後のレベルで取る。こういう結論です。
 有効性自体はどちらも高いので、敵に無視される度合いの高い触手を先にするという意味合いも有ります。
 壁は自分で使いますから敵に左右されませんが、触手は敵が強ければ無視されてしまいますからね。敵が弱いうちに(自分のレベルが低いうちに)取得しておこうと言う算段です。
 
 この辺で、このサンプルキャラのフィートも考えておきましょう。
 
人間:近距離射撃
1LV:精密射撃
3LV:円熟の術者
6LV:抵抗破り
9LV:上級 抵抗破り
12LV:妖術追加(フェル・フライト)
15LV:飛行強化
18LV:擬似呪文能力高速化(ヴォーレイシャス・ディスペリング
 
 
 何のかんの言って機動性が完璧な飛行は欲しいです。LVが上がるほどね。
 高速化は、もっと早く欲しいのですが取得LVの制限が厳しくこうなってしまいました。
 抵抗破りに執念を燃やし過ぎているような気もしますが、武器の種類が少ないんですからこのくらいやっちゃいましょう。
 9LV時に23あれば、デーモン・デヴィル以外の敵には問題ないはずです。25HDのマチュア・アアダルト・レッドドラゴンで23ですから、9LV時にこれ以上の敵は早々いないでしょう。つか、出したら怒る。
 自分で選んでおいてアレだけど、フリーアクションでディスペルマジックを撃ってくるヤツは、ちょっとイヤだなぁ。
 とりあえず、こんな感じでした。
 
 
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 高レベル帯のプレイをしていない私では、これが精一杯ですね。
 数年後にこれを見たら、恥ずかしさで悶え狂うと思います。
 
 でもさー、マジでわかんないですよ、高レベルのプレイって。
 別世界つーか、魔境だよね。