ToB 第一回 基本説明

 
 
 長らくスランプ状態でしたが、イカしたサプリが登場したので復活してみたり。
「よーし、いっちょ やってみっかぁ!」
 
 未訳の本なんで、何処まで数値とかを出していいかが微妙ですね。
 訳された本でも、買わずに済むような記述は避けてきたんですが、どうしたら良いんでしょうかね?
 焦点がぼやけるけど、頑張ってみましょう。
 
 
 新種の魔術体系が登場した 「Tome of Magic」 とは比べ物にならないほど実用度の高い本です。
 今までのD&Dを刷新するとまでは行きませんが、戦士にできなかった事が出来るようになる本です。
 ウイザードの独占していた「エリア攻撃」を手に入れたり、クレリックの独占していた「回復」を手に入れたりします。
 60ft半径にファイア100ダメとか、ヒールとか、どうよ?
 つーか、飛ぶな。ホバリングもするな。武術を修めると飛ぶってどうよ?
 
 ジャパニメーション的というか、格闘ゲームの超必殺技というか、とにかくそういう技が得られちゃいます。
 
 流派ごとの 「技」 や 「構え」 によって、使い手の能力が見えてくることもあるでしょう。
 これは結構怖い事で、ある意味、ウイザードが自分の呪文書の中身を見せるような物です。
 これって、かなり致命的なことですよね。
 実際、呪文学判定と同様に Martial Lore という新規スキルの判定で、相手の 「技」 や 「構え」 を見抜くことが出来るわけです。
 
「俺の技を見られたからには、生かして帰すわけにはゆかぬ!」
 
 このセリフを、ゲーム上の意味がある形で言えるわけです。イカスでしょう?
 
 普通に新規フィートとかも載っていますし、かなり買いな本ですね。
 どちらのサークルでも、ご使用をお勧めします。
 
 ほいでは、いい加減、具体的なコトを書いてみましょうか。
 
 
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 3つの新規クラスが登場し、それらが習得できる9つの流派がある。
 クラスごとに習得できる流派が限定される。
 流派とその技(マニューバ)や構え(スタンス)はウイザードの呪文のようにレベル分けされており、新規クラスのクラスレベルの上昇によって習得できるレベルと数が増える。
 流派の個々の技(マニューバ)や構え(スタンス)は属性があり、大別すれば技(マニューバ)と構え(スタンス)である。技(マニューバ)はさらに強化、反撃、攻撃に細分される。
 下位の技や構えが、上位のそれらを習得する条件になる場合もある。
 構え(スタンス)は文字通り「構え」で、一度「構え」れば常時発動であり、継続的に効果を得られる。
 その他の技(マニューバ)は、宣言し、起動しなければならない。
 呪文と違って「覚えなおし」には睡眠が必要と言うわけではなく、ほとんどが「次の戦闘には使用可能」という感じです。
 もちろん、簡単に再使用できるものもあるし、出来ない物もあるようですが…
 
 
新規クラス
 
 
クルセイダー
 パラディンもどき。
 しぶとくなる能力を持っている。振りなおしであったり、耐え抜く力 (Mettle) だったり。
 特殊なのは、受けたダメージを次のラウンドまで遅らせ、その間に治してしまえば死ななくなったりする能力。
 上記に加えて、この能力で先送りしたダメージ量に従って、殴り返す時の命中とダメージが上がる能力もある(「今のは痛かったぞっ!!!」みたいなー。あるいは HxH のフェイタンか?)。
 ただし、技の使用にランダム要素があり、ここだけは不安要素。
 
 
ソードセイジ
 術者系。
 BAB=Clr HD=d8 という、前衛としてはちょっと的な部分があるが、もっとも多くの技や構えを習得する。要するに、上手くキャラメイクすれば強い。
 武器防具に限ってアイデンティファイが出来る。
 判断力ボーナスが色々な物に追加される。ACとかダメージとか。モンク的やね。軽装鎧までいけちゃうから驚き。モンクやニンジャの立場は? しかも(9LVからだけど)イベージョンもあるし。
 武器防具の解析や、多彩な戦術による生存能力の向上など、かなりFateのシロウを思わせる作り。
 
 
ウォーブレイド
 ガチ殴りと見せかけてInt系。
 基本クラスでHD=d12なのはバーバリアン以来だが、それで知力系ってのは意外な取り合わせ。
 クラス能力の大半が、常時発動か半自動なので、宣言を忘れる事が無いのはいいが… その場合、結局は足し忘れるんじゃないだろうか? まぁいいけど。
 武器に絡んだフィートを組替える能力は結構貴重。例えば、武器習熟:ロングソードを、武器習熟:ヘビーメイスとかに換えられるワケですね。前提とかは守らないとダメ。別のフィートにするのもダメらしい。この辺はよく分からない。ここの英文分かりにくい。
 
 
9つの流派と、マニューバ&スタンス
 
 したばらのEx-Sovelissさんのアレをコピペします。
 Ex-Sovelissさん、おかりします。
 
 
・砂漠の風
修得可能クラス:ソードセイジ
主要技能:軽業
関連武器:シミター、ライト・メイス、ライト・ピック、ファルシオン、スピア
素早さと火に関連。
 
・献身的魂
修得可能クラス:クルセイダー
主要技能:威圧
関連武器:ファルシオン、グレートクラブ、ロングソード、モール
特定の属性を打ち破るための防御と反撃
 
・金剛の精神
修得可能クラス:ソードセイジ、ウォーブレード
主要技能:精神集中
関連武器:レイピア、ショートスピア、バスタード・ソード(刀)、トライデント
精神のスピード。
 
・鉄の心臓
修得可能クラス:ウォーブレード
主要技能:平衡感覚
関連武器:バスタード・ソード(刀)、ドワーヴン・ウォーアックス、ロングソード、ツーブレーデッド・ソード
純粋な武器技術。
 
・沈み行く太陽
修得可能クラス:ソードセイジ
主要技能:真意看破
関連武器:クォータースタッフ、ショート・ソード、ヌンチャク、素手
敵の力を逆に利用する。
 
・影の手
修得可能クラス:ソードセイジ
主要技能:隠れ身
関連武器:ダガー、サイ、ショート・ソード、スパイクト・チェイン、シャンガム、素手
闇のエネルギーで敵の力を奪い取る。
 
・石龍
修得可能クラス:クルセイダー、ソードセイジ、ウォーブレード
主要技能:平衡感覚
関連武器:グレートソード、グレートアックス、ヘヴィ・メイス、素手
一撃のパワーと石のような防御。
 
・虎の爪
修得可能クラス:ソードセイジ、ウォーブレード
主要技能:跳躍
関連武器:ククリ、カマ、ハンドアックス、爪、グレートアックス、素手
バーバリアンの激怒的な能力。
 
・白鴉
修得可能クラス:クルセイダー、ウォーブレード
主要技能:交渉
関連武器:ロングソード、バトルアックス、グレートソード、ハルバードウォーハンマー
主に味方を強化する系。
 
 
 マニューバ&スタンス 技と構え
 あんまりコピペするのもアレなんで短くしました。
 
 
強化
 即行で使用し、おもに使用者の攻撃や能力にボーナスを与える。
 
反撃
 割り込みで使用し、おもに敵の攻撃を無効化する。
 
攻撃
 標準か全ラウンドで使用する、いわゆる攻撃。
 
構え
 常時発動。即行で変更できる。いわゆる「構え」
 
 
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 とりあえず、今回はここまで。
 
 できるだけ早く、以前のレビューのように評価に移りたいんだけど…
 使用や習得に関して読み込んでないので、真っ当な評価が出来ないんですよね。
 呪文で言えば、範囲とか持続とかを長々と説明した章がありますよね? あれに該当する部分の読み込みが難しいので、トンチンカンな事を書きそうで怖い。
 
 とりあえず、フィートのレビューかなぁ?