01 特技かな

 
 
 はてさて。
 トーム・オブ・バトルの次に何を読もうかと思っていたわけですが、これがまた当てが無く、無難に持っていないサプリで日本語化された “宿命の種族” と相成ったわけです。
 
 …Complete Mageにすれば良かったなぁ… いや、最初からわかっちゃいたんだが。
 
 しかしまぁ、これがまたいろんな意味でアレな本ですね。
 ぶっちゃけてしまえば、エイブルラーナーの特技とカメレオン上級クラス以外に見るところがほとんど無いって感じでしょうか? あとイルミナンかな?
 
 例えば新しい道具や武器、マジックアイテムなどが載っていれば(そしてそれが本の主題とマッチしていれば)評価も上がるでしょうに、そもそも新アイテムと言う章自体が無かったりして、種類と言う視点でも薄い本になっているわけですね。
 
 エルフやドワーフに人気があるのでは無く、人間に人気が無いのではなく、商品価値を考えた場合に魅力が薄い本になってしまっているのが問題なワケです。
 
 
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 まあ、とにかく始めましょうか。
 特技は35個だったので、9つやって4回で終わらせましょうか。
 5段階評価ありっつー事で。
 
明るい秘印 ブライト・シジル:1か2
 いや、なんつーか、意味がわからん。
 明るくなればそりゃあ助かるし、デイライトは便利な呪文だけどねぇ…
 
英雄の宿命 ヒロイック・ディステニー:1かなぁ? 人によっては2?
 一日一回の能力なんで、評価は低いです。
 ただまぁ、術者LV判定にも足せるので最低の1は避けるべきかも?
 
恐ろしい態度 メナシング・デメナー?(発音不明):1
 いや、要らないから。
 
技能の達人 エイブル・ラーナー:5
 この本最大の売り。非常に強力。
 この手の「全てのxx」という記述はデータが増え続けるD&Dでは非常に強力。
 これさえ取っておけば、後々 “居合抜き” なんて技能が登場してもいくらでも取れてしまうのだ。
 この特技を取って、未訳だがUA(オプションルール集)の代替ローグを選べば、ファイターのようにフィートが貰えて、好きな技能が取り放題のキャラが誕生する。ニンフのキスも併用しよう。
 UAが無くてもプレステージの条件もかなり緩和されるのでキャラメイクの選択肢や分岐も増える。
 自由に軽業を取れるファイタやレンジャーと言えば、凄さが分かってもらえるだろうか?
 
激怒集中 チャネルド・レイジ:2
 悪くないが弾が高価なのが珠に疵。
 
コネ インサイド・コネクション:1
 この手の効果はマスタによって効果が変動するし、敵はダメだから情報収集の役に立てるのも難しい。難しいというか、限定されがちだ。
 使うチャンスが少ないうえにマスタの恣意が大きい(少なくともそう見えるし、そうでないと証明する手段がほぼ無い)のではっきり言って無い方が良い。
 無駄なギロンを生むのが精々だろう。
 
社交的な人柄 ソーシャブル・パーソナリティ:2
 技能判定のたびに再ロールは強いが、この2つではなんとも厳しい。
 評価は差し引きで2に落ちついたと考えて欲しい。効果自体は強いのだ。
 
相補的洞察 コンプレメンタリィ・インサイト:3かな
 これも結構良いが、4には届かずギリギリ3の範囲かな。単品での弱さがネック。
 交渉の専門家はほぼ必ず取りますね。何しろ3種類も足されますから、これだけで+3なわけです。
 
多様な経歴 ディヴァース・バックグラウンド:2
 差し引きで2かな。
 正直1を付けたいが、ある種のクラスや種族にとっては救いの切り札なんで2に格上げ。
 いやほら、ToBのクラスとかね。
 
 
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 なんか、美味しいトコが全部終わった感じ。
 次回からのモチベーションはどうやって上げたら良いのやら…