視認に関して

 
 
 またまた2chで盛り上がっていたので、ちょっと考えてみる。
 
 とりあえず、基本を固めるべくPHBを読み返してみる。
 なるほど、確かに〈視認〉は判定10ftごとに-1だ。
 
 でも〈視認〉は主に「隠れている(中略)に気付くかどうか」に使うとの記述だ。
 
 そして「時には意図せず隠れているモノの発見」(意訳)に
必要になる「かもしれない」とある。
 あくまで「かもしれない」だ。
 
 うん。2chでも書かれていたけど「気付くかどうか」が主だね。
 
 100m走のゴールは334ft先だから、
遠いというだけで〈視認〉を要求するなら33ペナになってしまう。
 
 33ペナは、事実上の不可能だ。
 
 だが、現実問題として100m先のゴールの係員はコモナーでも見える。
 遠くの山だって見える。
 
 だって、隠れてないじゃん。
 
 つまり〈視認〉判定を要求してはいけないのだ。
 
 ***
 
 ここまでを、土台にしよう。
さあ、次だ。
 
 何らかの理由で、遮蔽や視認困難が発生していたとしよう。
 例えば、砂煙とか。
 
 こうなると「意図せず隠れているモノ」に該当する。
 だから〈視認〉判定を要求していいし、33ペナでいい。
 
 ゴールにいる3人の係員のうち、メガネをしてるのは何番目だ?
 などと聞かれたら、〈視認〉でもいいだろう。
 
 だって、意図せずだけど、他の二人に紛れてしまっているから。
 
 うん。キレイにまとまった?
 
 ***
 
 ところで、視線(Line of Sight)と効果線(Line of Effect)なんだけど、
分りやすく図解された資料が未訳なんだよね……
 
 とりあえずAAで表示しておこう。
 環境によってはズレるけど、そこはまぁ、各自でコピペしてフォント変えてくれ。
 
■■■■■■
 
■A■■B■ 視線(Line of Sight)通らず。
■ ■■ ■ 〈視認〉判定 不可の例。
■ ■■ ■
 
 こんな変な形の通路があるとしよう。
 AとBの間に視線は通っていない。つまり、〈視認〉判定 不可だ。
 もちろん、見えないのだから対象にも取れない。
テキトーに範囲攻撃するなら、運良く巻き込めるかもだが。
 

 ■
 ■B
 ■
 
 これも視線(Line of Sight)通らず。
 分りにくいと思うので、実際にスクエアマップで確認して欲しい。
 
 AB両方の右上の角だけは直線で結べるが、
 それだけでは要件を満たさないって事だ。
 
 ***
 
 ところで「巨人の星」の消える魔球あるよね。
 あれって、ホームベース付近の砂埃だけじゃなくて、
雄馬が振り上げた足が巻き上げた砂も活用してるらしい。
 
 一徹パパが謎解きした時、不完全に再現された(かすむ程度だった)んだけど
そこで「ワシと飛雄馬の違いを考えろ」って言うワケ。
 で、あの特徴的な足を振り上げるフォームを思い出して気付く、と。
 
 
 *****
 
 
 いま、ウチからスカイツリーが見えている。
 知識として、根元は三角形上は円形と知っているが、
どこから変わっているかは、判別できない。
 
〈視認〉ってこういうことだよね?