日曜のコンベのプレイを振り返っていて気付いたのだが、やはり馬は速い。
 武装したPC集団は大体 MV20なわけだが、馬はライトホースなら60ある。つまり3倍だ。
 ここで仮にPC集団が2日間移動したとしよう。移動は1日8時間行うとされているので、MV20で16時間の移動をしたことになる。
 では、MV60のライトホースが速歩(2倍移動)するとこの距離を移動するのに何時間掛かるかというと…
 960分の1/6で、わずか160分、つまり2時間40分で到着してしまうのだ。
 往復しても5時間20分しか掛からない。
 つまり2日分の移動は早馬にとってわずか3時間の距離だし、往復だとしても1日分に満たないと言うことだ。
 
 これによって、PCを困らせたいなら大都市から最低でも4日は離さないといけないことが分かる。片道3日でも往復8時間で済みますからね。
 昼間のうちにPCが大都市まで往復できてしまうというのは、大抵のシナリオにおいて困るはずです。
 
 ここで、PCにドルイド(もしくは相棒のいるレンジャー)がライトホースを選んだ場合も考えてみよう。相棒の特権でロングストライダーが馬にも掛かるので、MVは70にまで上昇する。
 MV20の集団(例えばキャラバン)が4日掛かる距離は16X4で64マイル、
 MV70の、相棒なライトホースの1時間の速歩距離は14マイル、
 つまり5時間で70マイル。普通の4日分の移動をこなしてしまうわけだ。疲労で非致死傷ダメージを15点ほど貰うけど上の人が回復できるから問題ない。
 つーか、D&D世界の早馬は1日(8時間)で112マイルも伝達しちゃうのね。ダメージの関係で、最悪5時間おきに馬を交換しなきゃいけないですけど。
 密書などを交代で運搬したとすると、24時間で336マイル、537.6キロメートルか。ほぼ東京-大阪間ですね。
 昼の事件が翌日の昼に500キロ離れたところに届いちゃうのね。
 ま、普通の馬と乗り手だと8時間で96マイル、24時間で288マイル、460キロメートルか。
 
 ちなみに馬は疾走することで5倍移動できるので、普通のライトホースでも MV300になる。これに追いついて戦闘できるワンダリングはどれだけいるだろうか? 疾走しない状態でも120あるので、よほど悪い相手を引かない限り事実上無視する事ができる。疾走は一時的にしか出来ないけどね。