戦国霊異伝

 はてさて。
 突然ですが戦国霊異伝です。せんごく りょういでん と読んで下さい。
 
 旧D&D専科でも良いゲームとして名前を挙げましたが、
こんな感じの出来の良いルールでした。
 
・一冊でキレイにまとまったルール体系
・パーティ行動を助長するルールシステムがある。
・成長度が一定なので、経験値が同じであれば持ち込みでもトラブルが少ない。
 アイテムは、そもそも無いし。
・結界ルールが秀逸。
 現在にいたるまで、結界を結界として上手く機能させているゲームは少ない。
・巫女ができる(笑)
・戦闘をある程度コントロール可能。派手にも地味にも出来る。
・ロールプレイできないほどの超人ではないし、無能なわけでもない。
 キャラクターの立ち位置が丁度良い。
 
 他にも美点はありますが、一番強調したいのは、素性の良いゲームだということです。
 
 戦国でテーブルトークを覚えてくれると、無茶で勝手なロールプレイに走る人には育たないでしょうし、設定マニアも黙らせられるでしょう。なにせ 「資料の無い戦乱の時代」 ですし。
 
 発売当時ひどかった、TRPG=本としてダメダメという事も無く、それどころかむしろ良好でしたし、ホントに良いゲームでした。
(いや、ほんと当時のTRPGは本としてダメでした。小学校の学級新聞以下のもありましたし)。
 
 
 
 今回は、TRPGネットで、復刊活動ありと聞いて書いてみました。
 復刊ドットコムによると、交渉中であって確定ではないようですが、
良いゲームでしたのでちょっと期待しています。