1/29はコンベ行き。狂気の洞窟の準備をして重い荷物を抱えていったが生憎の不成立。ま、DDの立ちにくいトコだから仕方なし。
 入った卓はガンドックだが、マスタ紹介でカブトをやると言っていた通りガンドックらしからぬ展開に。
※ 1/29は仮面ライダーカブトの初回放映日。
 
 PCは対ワーム(怪人の呼称)特殊部隊の隊員になり、番組序盤で「隊長、銃が効きませんっ! ウワー」などといってなぎ払われる役になる(笑)
 その後、組織の方からベルトが届けられて変身するという流れだ。ただし、誰がベルトを巻く事になるのかは決まっていない。
 
 キャラクターだが、特殊部隊なだけあって最初から結構良い装備が支給される。私は初プレイなのでよく分からなかったが、他のPLの驚きっぷりからすると相当良かったようだ。
 経験値も10貰えた。使用方法からするとこれは割りと使える数値。
 前の日記でも書いているように、私は引鉄が引きたくて仕方なかったので、前衛クラスから2種類、アサルトとスナイパーを選んでキャラを構成。
「行動を増やし」でマガジンチェンジをしながら撃ち続け、
「部位狙いペナ無効」で全弾アタマにぶち込み、
 最後に、クリティカルと貫通を同時に発生させる「1Shot1Kill」「Fatal Shot」を2回ずつ取った。いわゆる短期決戦キャラである。
 恐ろしい事に、違う名前のクラスアーツは内容が同じでも累積するのだ。
 
 ゲームシステムは優秀で、射撃戦に関しては明らかにMHより上。
 さすがに作りこまれていて、ネット上での評価が中々良かったのも頷ける。リアルな射撃戦をしたいならマストバイだろう。
 反面、いかにもゲームっぽいバリバリ撃ちまくるプレイをしたかったら、やはりMHかその他だろうなぁ。
 しかし、GMさんも経験者PLさんも言っていたが、この日のプレイは一般的なガンドックとは違うガンドックなので、良い射撃戦ルールでバリバリ撃ちまくれるという、正に私向けの最高の状況だった。
 車両関係のデータやルールは見る暇が無かったが(プレイが盛り上がってほかの事をする暇が無かった)、サプリの数やサポート誌を考えると結構良いのだろう。
 もっとマンガっぽいメカ(CSとか戦闘ホバーとかポケットタンクとか)があればとも思うが、そうすると今度はハードアクションらしさがなくなるから難しいだろう。
 しかしまぁ、質という面ではかなり高い事が良く分かった。今後プレイする選択肢に入れるようにしよう。
 
 プレイの方だが、初回なので1時間特番になったようだ(笑)
 以下、少し雰囲気をだしつつプレイを振り返ってみる。
 
 番組開始五分、廃墟と化した渋谷の町に緊急配備されたPCはワームの索敵を開始していた。
 構成の関係でA+Dチーム、B+Cチームに分かれ、前者は東回り、後者は西回りに周回していく。4つでなく2つに分かれたのは、ワームの戦闘力が不明である点を考慮し、戦力分散を最小限に留めるためだ。
 Bチームの結城隊員(PC。彼は分隊長ではなかった)が持ち前の索敵能力を発揮して廃ビルの1Fに動く影を発見。封鎖地区である現在の渋谷に一般市民は居ないはずだ。ワームか?
 指揮車の宮内小隊長(PC)はBCチームに降車してビル入り口の半包囲を指示、この間にADチームを急行させる。同時に指揮車オペレータにビルの見取り図を検索させる。
 ADチームの降車を待ってビル内部に侵入。中央が吹き抜けになっており攻撃側に有利な地形だ。内部では人間のものではない大きな足跡を発見、東階段方向に向かっている。
 窓などから飛び出される事態を考慮してAチームをビル外に残し(ぶっちゃけ、PCの居ないチームだったのです)、BCDの3チームで足跡を追跡。
 オフィスや機械室を検め、やはり階段を上っている事を確認した結果、宮内小隊長はDチームを吹き抜けに配置し、BCチームに互いをフォローしながら階上へ上るように指示を下す(DチームにはPCが2名居るため対応力が高い)。
 二階へ上がると、足跡は西へ続いていた。吹き抜けのため東西に長いドーナツ状になってるのを、南東の端から西へ進んでゆくBCチーム。
 Cチームが2つ目のオフィスのドアを開いた瞬間、ワームがその姿を現し襲い掛かってきた!
 ここでAパート終了、コマーシャルへ(笑) というかPL休憩。
 
 実際のプレイはバカ話を交えつつ進んでいました。PC名からも予想がつくとおりライダーにちなんだ名前を付けていましたし(私はズバットからですが)、足跡を残したワームに対して「逃げるやつは訓練された敵だっー!」とか「ホント渋谷は地獄だぜー HAHAHA」みたいなノリです。
 ちなみに、場所が妙に具体的なのはカブトの舞台が渋谷だったからだそうです。
 
 Bパート開始。
 ドアを開けた途端にワームに襲われるCチームの飛鳥分隊長(PC)だったが、宮内小隊長の指示は敵の攻撃よりも早く全隊に通達された。
「ヤッチマイナー!」
 うそ、攻撃開始とかです。このゲームでは状況把握判定に成功すれば不意を打たれないらしく、このスキルはイニシアチブと同じくらい重要なのだそうです。
 とにかく待ちに待った攻撃命令に狂喜した飛鳥分隊長は H&K XM-8を乱射、しかしワームの強靭な体組織に阻まれほとんど有効打にならない。
「Fuck! こんなションベン弾じゃ意味がねーぜ!」
 さすがは「序盤で怪人になぎ払われる隊員」です。見事に銃が効かないシーンを演出していますね(笑)
 とは言うものの、白兵戦の達人・結城隊員(キャラメイク時に陳情して日本刀を携行していた)の攻撃や、BCチームのほかの隊員の十字砲火を浴びるとさすがのワームも血の池に沈んだ。飛鳥分隊長は倒した時点で2マガジン分をワームに叩き込んでいる。
 ワームを倒したところで意気を揚げる隊員たち。初出動の結城隊員はもちろん、ワームに遭遇した事のなかった宮内小隊には大きな経験だ(Dチームの東(ひがし)分隊長だけは遭遇経験がある)。
「けっ、手こずらせやがって」ワームと激しい打撃戦を繰り広げた結城隊員は廃オフィス内で死体を観察している。BCチームのほかの隊員も緊張を解いていた。
 全隊の緊張が薄れた、まさにその瞬間を突いて新手のワームが出現した。
 しかも2体だ。
 隊の最後方に居たBチーム志村隊員がワームの打撃で宙を舞う。吹っ飛ばされた彼の体は吹き抜けを落下し、Dチームが待機していた付近へ激突した。
「メディッ〜〜ク!」という叫びは上がらなかった。Dチームの東分隊長自身がメディックであり、真っ先に駆けつけたからだ。
 この2体のワームは先の戦闘に倍する砲火の前に打ち倒された。展開済みのBCチームに加え、階下のDチームも加わった一方的な射撃に身をさらしては、生き残る事は不可能だった。
 けが人こそ出たものの、3体ものワームを倒した宮内小隊は今度こそ油断無く撤退を開始しようとした。
 しかし、その時作戦司令部から非情な通達がもたらされる。
 先に倍するワーム反応が移動中であると…
 いま倒したワームは数の多いザコでしかなかったのだ!!
 Bパート終了
 
 繰り返すが、プレイはもっと楽しげに進んでいた。
 志村隊員は当然ながら「志村後ろー!」から来た名前だし、もっと言えば彼は残りHP1とはいえ自力で立って待機しているTTPへ戻っている(トループ・トランスポート、兵員輸送車のこと。実際にはバンだったが)。Bチームは志村隊員を後送したため実質3名になった。
 分隊は5名単位だが、目標は人間より優速であるため常にドライバーを残してある。ワームは個体にもよるが車両を破壊可能だからだ。
 チームとしてはAからDの4チームだが、指揮車は別にあるため、この小隊はバン5台で構成されている。
 
 
 とりあえず今日はここまで。
 後半の怒涛の弾幕にご期待ください。