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もう3/7なので急がないと信仰大全が発売されてしまいますね。
明日辺りフラゲする人も出そうですが…
セレスチャルの使い魔 Celestial Familiar：不明。下記参照。
試作してみるのが一番。
ただし、極限的な高レベル環境（LV数値ではなくプレイングレベルが極限的な場合）では、使い魔自体がプレイへの参加が疑わしい。死にやすいのに死ぬと面倒だからだ。もちろん、強い使える使い魔という方向性もあり、そうするための手段の一つがこのフィートなのだが…
残念(？) ながら私はその手の極限的な状況でウイザードをやった事が無い。だから最終的な評価は避けておきます。
普通のプレイ環境で言えば、フィートの取得タイミングが9LVなので (3LV時に取って嬉しいとは思えないしウイザードの序盤のフィートは余りにも貴重だ)、どの使い魔も使えるかどうかが微妙だ。
マステヴァルは、普通の環境では悪くないように見えるかもしれない。二発出るマジックミサイルを回数無制限で、しかもスプリング・アタック（一撃離脱）のように撃てるし、シーインビジビリティも使い放題だから、警戒装置としても通訳としても優秀だ。化けられるしね。
クアは、お喋りがうるさい事を除けば優秀なローグだ ―― ワナを外せない事以外は ――。
光の球形態は非実体なので、ダンジョン内部でクアに偵察をさせると大変な事になる。ほぼ全ての部屋が丸見えだからだ。そして敵がディテクト・マジック的な感知手段を持たない限りほぼ発見不可能だろう（隠れ身が+24もあるし非実態だから足音が無い）。
これに加えて、使い魔にした場合の感覚共有も厄介だ。人間とほぼ同じ知覚（目や耳）を持ち、それを伝えるのに十分な知力や理解力を持っているからだ。ＤＭ的な視点で言えばこれほど厄介な相手はいない。つーか、ダンジョンマップを公開してしまいたくなる。
総評すれば、普通の環境では悪くは無い。ただ、そのキャラの方向性がかなり変わるというか、決められてしまうだろう。特にクアは。
Ｄ＆Ｄをアメリカ人的にではなく和製ゲーム風に遊びたいなら、無理やりにでも取っていいだろう。
創造の言葉 Words of Creation：優秀だが取りにくい
バードの切り札。なんだけど…
取得条件を満たせるのは、能力値の良いバードくらいだ。そして専業バードが取ると結構な強さを発揮する。なにせ歌った場合の士気ボーナスが二倍になるのだから。しかし、その恩恵を受け取れるのは8LVからだし、パーティ人数が多くないと意味もない。少ないとダメなのではなく、多くないとダメなのが厳しい。
単純な事だから計算して欲しいのだが、攻撃する人にボーナスを与えると言うのは、自分が攻撃に参加するより効果が大きくなければ意味が無い。
つまり、バードが歌う場合と、バードをファイタに差し替えて攻撃に参加した場合で、歌った方が効果が大きくなければ意味が無いのだ。
ファイタが一人加わったら、外す事を考えても2ラウンドで13〜16ダメージくらいは見込めるだろう。わずか1LVでだ。
では、歌ったからといって2ラウンドで13〜15ダメージ増やせるだろうか？ それは物凄い大人数が必要では無かろうか？
英語環境であれば、マーシャルという士気ボーナスを与えるクラスとマルチして、低レベルのうちから+6ボーナスなどと言えるので、少人数かつ低レベルでも意味はある。しかし、日本語環境ではどうだろうか？
と、ここまで頑張っても、高レベルになると敵からの情報収集対策として士気ボーナスが貰えなくなってしまう。つまり、バードに存在価値が無い。こーゆーゲーム構造もなんだかなぁ…
祖先の遺産 Ancestral Relic：普通
悪くない効果があるが、活用できる状況と言うのが結構少ない。普通に使えるが、その恩恵は地味だと言う事。
このフィートの効果を使えば、GPリミット（町の規模による買い物制限）よりも強力な魔法の武器を入手する事が出来る。つまり、PCの拠点として小さな町を舞台にしても何とかなるということだ。これはマジックプアな（魔法の少ない/レアである）キャンペーンなどで効果を発揮する。
また、仲間のウイザードにせっせと巻物を書いてもらえば、多少安く買い物が出来る事にもなる。なぜなら捧げるマジックアイテムはあくまで市販価格であり、ウイザードは巻物を半額で作れるからだ。
経験値分の支払いがあるから完全な半額ではないが、1000gp分の巻物（市販価格だと1LV巻物40本分）は、ウイザードが作ると500gp+200gp （材料費として半額の500gp + 1経験値＝5gpとして40倍）の700gpで作れるのだ。魔法の武器が三割引きで買えると言うのは結構大きい。+3武器は18000もするから、5400浮くのだ。
それと、この特技を前提にしたアノインテッド・ナイトは結構良いプレステージだ。前提が簡単かつマイナスではなくプラス方向だからだ。
先祖伝来の武器と言うのは結構良いキャラ作りになると思う。これに未訳の Weapons of Legasy を組み合わせればいい感じのロールが出来るだろう。ゲームデータと直結しているからパワープレイヤーも納得するし。
直観攻撃 Intuitive Attack：不要
アンスなコウモリなら取るかもしれないけど、こんなものに意味はない。
Wisで殴りたいなら、あー、いや、殴るのに使える（と思う）ほどWisが高いなら素直にクレリックやりなさい。
治療者の手 Hands of Healer：不要
セイントの前提として取るなら有り。この目的なら悪くない。と、言われてしまうほどセイントの前提特技は難しい。
ニンフのキス、金の氷の接触、治療者の手。この３つだろうか？ でも、結局プレステージの前提とかで無理やり星界の騎士とか五人衆に愛でられしものとか取らされるんだよね…。
天界の拳 Fist of the Heaven：不要
不要だが、清貧でLVが上がると他に取るものが無くて取るだろう。条件的に他が取れないだろうからね。内容的にも使えない。
天界のしもべ Servant of the Heaven：不要
プレステの前提かな？ とにかく不要。弱いし使えねー。
動物のお友達 Animal Friend：すげーネーミングセンスだ
アニマル・フレンドシップとの訳語の使い分けが期待されたフィートだが、さすがはツルデンカイネンだけあって微妙な線でクリアしてくれた。
あー、その、レビューでこんな事くらいしか書けないほど意味が無い。
肉体武器成聖 Sanctify Natural Attack：清貧モンクの必須フィート
書いた通り、清貧モンクに欠かせない。清貧でなくてもモンクなら充分あり。
ニンフのキス Nymph's Kiss：超使える
この本のフィートで最も使えるといってよい。とにかく取れ。
ゲームデータ的に３つの非常に強力な効果がある。
STに+1の無名ボーナス。
魅力に紐付く全ての判定に+2無名ボーナス。退散判定でも魔法装置使用でも付くのだ。
スキル習得ポイント+1。
どれもこれも、金で買えないか、買えても高価過ぎるものばかりだ。しかも何にでも累積する無名ボーナス。おかしいですよカテジナさん！ というくらいおかしい。
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とりあえずこれで10個。
次回は残りの7つになるのかな。
