大人の事情
以下の記事は、自前のHP用に書いていて途中で放棄した物です。
ちょっと大人の事情でこちらに転記してみました。
作成日付は… 050406ですか。
つーか、苦労して高貴雑感終わらせたのに、信仰雑感始めないんじゃ意味が無いよね。
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プレイに協力しよう
第一回 みんな同じ参加者だ
テーブルトークRPGは、手間のかかるゲームです。
ある意味ではプラモデルのようなもので、終わらせることよりも過程を楽しむ傾向があります。
ですから、手間はあって当然で、むしろ手間をこそ楽しむゲームだともいえます。
でも、楽しむための手間と、本当に面倒なだけの手間は違います。
楽しみを増やして面倒を減らす。これにはマスターもプレイヤーも区別は無いはずです。
みんな同じ参加者であるなら、同じように面倒を分担して、誰か一人に押し付けないようにしましょう。
今回は、マスターに負担が掛かりすぎている現状を改善するにはどうしたら良いか、考えて見ます。
・みんな同じ参加者だ、だからプレイに協力する。誰か一人に背負わせない。
まずはこの考え方を持って欲しいのです。
でも、コンベンションでのプレイでは、事前にどんなゲームをプレイするか分からないことが多いため、協力をしようと思っても出来ない。――こう思っていませんか?
諦めることを止める。これが協力の第一歩です。
出来ないと思わない。まず手を動かす。何か頭を使う、工夫する。
ところで、実際問題マスターはどのくらいの面倒を押し付けられているのでしょうか?
そしてそれはどうすれば分担できるのでしょうか?
一つずつ考えていきましょう。
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事前準備としては次のようなことが考えられます。
A-1 シナリオの準備
シナリオの準備はさすがに手伝えない。などと思っていませんか?
市販シナリオを読まない。これも一つの協力です。自作より楽ですからね。
A-2 サマリ(要約)の準備
あなたが自分でサマリを用意していけば一人分の説明が省けて助かります。
あなたはいくつのTRPGに触れてきたでしょうか? 多い人でもせいぜい20〜30種類です。
普通はメインとなるゲームを2〜3種類ですよね?
その2〜3種類のサマリを用意することは、難しいでしょうか?
プレイ後にマスターに相談すれば、その日のうちにその場で作れないですか?
次回のための事前準備。これも大きな協力ではないですか?
A-3 キャラクタの準備
キャラメイクを過不足なく済ませておけば、素早くプレイが開始できます。
コピー代金の10円だってバカにはできません。
あなたは10円ですが、マスターは人数分を毎回出しているかもしれないですよ?
誰かに任せるのではなく、自分自身の手を動かす。これが協力ですよね?
A-4 小物/道具類の準備
マップ用に罫線の入ったノートを用意したり、マーカーとして使えるコマを用意しましょう。
自分の思い入れのあるものの方が楽しいと思いますがいかがでしょうか?
他のプレイヤーに貸し出せるようにサイコロの予備もあるといいですね。
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プレイ前には次のようなことが考えられます。
B-1 システム紹介やシナリオ傾向などの説明
あなたがシステムを良く知っていれば(メモ程度でもとっていれば)、
説明時の時間が省けますし、もっと詳細な説明が出来るようになるかもしれません。
コンベンションでの時間短縮は非常に大きな協力です。
B-2 卓内での司会進行
割り込まない、茶化さない、こう言った人を抑える。
参加者は協力者だという視点で見れば、マスターでなくとも協力できる事はあります。
B-3 キャラクタ解説、あるいはキャラクタ作成の補佐
自己紹介、キャラ紹介は上手く短くまとめてありますか? 時間短縮は大きな協力です。
キャラクタ作成の不慣れな他の人を助けられないですか?
マスターだけに任せるのではなく、参加者として手伝えないでしょうか?
B-4 ルールや世界背景の確認作業
あなた自身が知っている、理解していることでも、他の人は知らないかもしれません。
自分が分かっているということを知らせるのも重要です。
マスターに聞かれないからしゃべらない。これはマズイです。
自分が不慣れな頃に勘違いしていた事があったら、
今はキチンと理解している事でもぜひ聞きましょう。
確認作業こそ、プレイヤー側から行うべき協力です。
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プレイ中には次のようなことが考えられます。
C-1 シナリオ進行
お地蔵さんでも困りますが、むやみに突っ走ってかき回すのも困ります。
役割を考えて、その中で出来る事をやりましょう。考えるだけでなく動きましょう。
C-2 魔法,技能、お金、時間、その他ゲーム内資源の管理
魔法の持続時間の記録や、使ったお金、聞き込みなどの調査に使った時間、
出会った人、出会ったモンスター。自分たちが使った時間は自分たちで管理しますよね?
何を買っていて、何を持っているのか。
ウソもミスもなく管理していることをマスターにアピールしましょう。
マスターはマスターで、彼が使った時間やお金やNPCをあなた方と同様に管理しています。
自分のことをほかの誰かに押し付けない。
これが最低限の協力ではないでしょうか。
C-3 プレイ進行と現実時間の管理
休憩のタイミングはプレイヤー側から言うのも手です。
また、自分がロールプレイで悩んでよい残り時間も気にしましょう。
会場の利用者である。これはあなたが演技者(ロールプレイヤー)である事に優先します。
そして、他の人も同じように時間を使いたい(ロールプレイしたい)のです。
プレイの中での主役であっても、参加者の中ではただの一人です。
相談し、協力し合って時間を管理すべきではないでしょうか?
C-4 魔法や技能やその他のルール的な判断
ルールブックに書いてあることが分からなくて時間を無駄にするのは避けたいですね。
そんな時、あなたが素早く検索してくれたらとても助かります。
マスターではなくプレイヤーが質問を受け付けてくれたら、
全体の進行として非常に助かりますよね。だってマスターは一人しかいないのですから。
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プレイ後には次のようなことが考えられます。
D-1 経験値やお宝の取りまとめ
何をどれだけ倒したのか。それは経験値がいくつでお宝はどれだけなのか。
マスターがアイテムや金銭の調整をしたがらない限り、これらの計算は誰にでも出来ます。
他の誰かに任せるのではなく、自分でやるというのが協力の第一歩ですよね?
D-2 LVアップや経験値使用の処理
プレイ後にしかできないゲーム処理もあります。
会場の利用者という視点で考えれば、プレイ後の時間も考慮すべきです。
協力して手早く進めましょう。
D-3 小物/道具類の片付け
サイコロが行方不明になったり、コマの類や筆記用具が入り乱れてしまうのは良くある事です。
自分のものは全てあるか。他人のものが混ざっていないか。
サイコロには思い入れがあるでしょうし、入手が困難なルールも多くあります。
後片付けを手伝うのは、自分のためでもあります。
D-4 プレイが良かれ悪かれ、終了時のフォロー
自分のプレイが良かったら、気分よくプレイできたと周りに感謝を。
自分のプレイが悪かったら、周りのプレイヤーに謝意を。
他人のプレイが良かったら、気分よくプレイできたと周りに感謝を。
他人のプレイが悪かったら、言葉を選んで抗議を。
良ければ良いと言い、悪ければ悪いと言う。
次回に楽しくプレイするための協力の一つです。