3/25

 
 そんなわけで「迷える魂を喰らうもの」の第二回。
 このプレイの前回は3/18です。つまり前の週。
 今回の参加者は弁当屋氏、私、クジラ氏。
 3/18とは、クジラ氏とHFO氏が入れ替わった形だ。
 
 市販シナリオなので例によって内容を隠します。
 
 
 
 
 アークデーモンであるデモゴーゴンの部下、ヌルンがくれた情報によると、我々が行かねばならないのは「生誕の禁令」なるよ―分からん単語に関係する砦らしい。
 この単語に関しては、あらゆる情報収集が失敗したり妨害されたりダメだし喰らったりするので、サパーリワカリマセン状態だ。
 イビルからの情報など普段なら信用しないところだが、大災害を避けると言う意味で整合性が取れて利害が一致するので、彼の言葉を信じて行動する事になった。手詰まりに近かったしね。
 
 とはいえ、ヌルンの情報も「知ってる可能性が高い人(正確には団体)に心当たりがある」だったので、疑うとか以前のことなんだけどね。
 
 ドルイド関連の伝手をたどって聞いてみると、なんだか意外にあっさり教えてくれた。
 まず管理組合的な組織があって、次に、本命の集団がいるらしい。ドルイドなのに集団ってのも珍しいなぁ。
 
 そんなわけで、眠りの小五郎さん(仮名)のところへ出かけると、フツーに愛想のいい担当者が出てきて「一度私が聞いてみて、答えられる範囲じゃなかったら、仕方ないからボスに聞いて」という事に。
 聞いてみた結果、この人物もけっこう色々情報をくれたのだが、一番機密に近いらしい部分は知らなかったので、変な渦巻き模様のゲートをくぐって眠りのギルド? へ行く事に。
 
 なんかこー、会員制のレンタル休憩室みたいな建物の前に出て、案内係のエルフ(あんたら寝ないじゃん)の話を聞くと、ボスは一番奥で寝ているそうな。マジ寝かよ。
 幸いな事に何らかの魔法が働いていて、とりあえず会話は成立したので質問をしたのだが…
 ヤヴァイ事柄はこの分身っつーか、映像には入力していないらしく、本人を起こさないとダメらしい。
 
 う〜ん、ここで何かあったハズなんだけど、記憶が曖昧で出てこない。起こしたのか起こしていないのかが思い出せない。
 とりあえず、何かの情報を貰ったのは確かで、恐らく平和裏に終わったと思う。
 
 はてさて。
 もう一つ記憶が曖昧な部分があって、コンタクト・アウター・プレーンで質問したタイミングが思い出せない。
 ここでギルバットがリーアと直接交信を試みた結果、辛うじて出目が届いて情報を貰えた。しかも妨害無しだ。ここでようやく「生誕の禁令」ってのがどんなモノなのか、本来ありえない通信妨害の理由は何なのか、知る事が出来た。
 ネタバレに配慮して省略するけど、うう〜〜む、問題がデカ過ぎね?
 
 
 それはともかく、新たな目的地として元神格のタイタンが収容されている牢屋の話を聞き、彼と交渉してみることに。
 何でかっつーと、「生誕の禁令」にかかわる魂の砦に入るには特定のキーが必要なんだけど、それは通常手に入らなくて、一番手近なのが、その彼の持ってるアイテムなわけです。
 
 でまぁ、行ってみたんですが、ソラー一人とプラネター二人が門番をしていて、何が何でも通してくれないわけですよ。
 
 パラディン二名とグッドクレリックとしては、彼らと喧嘩する気は全く無いので、ここでギルバットは上司と相談をする事に。
 
 いま必要な砦へのキーは、もともとのアイテムが3つに砕かれていて、1つは本人(タイタン)が持っていて、もう1つはアシャーダロンが持っていて砦への侵入に使っていて(そりゃまぁそうだ、無いと辻褄が合わないし復活できるだけのパワーも得られない)、最後の3つめは行方不明との事。
 砕かれていても入場キーとして使用可能だと判明しているのは、シャーダロンが使った実績からなんだろうなぁ。
 
 一番速いのは、タイタンから一時的にアイテムを借りて終わったら返す事なんだけど、どうやらこの人はそれをすると死んでしまうらしい。
 ほいでは、石化STに失敗してもらって、本人とは別にキーはアーティファクトだから石化しない事を利用して借りようと思ったんですが…
 どうにも昔の罰で投獄されているのが問題で、他の神々、特にこの元神格のタイタンを投獄した(している)神々の許可が必要だと言う事で、リーアいわく「会議を開催しないとどうにもならない」と。
 提唱自体はしてくれるんですが… 根回しとして、当事者(神)の19名の神々のうち、会議でのキーパーソンなるところへあいさつ回りをする事になったわけです。
 覚えている範囲で名前を挙げると次のような感じ。
 ヘイロニアス、フォルトス、ネルル、ラオ、アイオー、ロルス、コアロン、モラディン、ヨンダラ、ペイロア… あとは思い出せないや。
 まー、その、ラオとか明らかに賛成してくれそうな人はいいんですけど、ロルスとかフォルトスとか、絶対賛成し無さそうなメンバも入ってるわけですよ。正直、イビルであっても死を担当しているネルルのほうがこの件では当てになります(輪廻の輪への不正な干渉だから、担当者として賛成する可能性が高い)。
 
 PCの信教は、ギルバットがリーア、オリジンがアル・アクバル、クジラがペイロアです。
 それぞれ自分の神のところへ挨拶に行くわけですが(他所の神への挨拶が先なったらさすがにまずい)、各自のトコ以外では悶着があった。
 
・ギルバットの場合
 もともと(クレリック級)信者が1000人ちょっとのマイナー宗教で、これまでの活動で神殿を2つ作ったり(クレリック級)信者を50名くらい作っていたり、そもそも信者の中で最高レベルクレリックだったりするので、ここの面会はスムーズに進んだ。
 お土産に(GHシティでバードに作ってもらった)詩を持参したりした甲斐もあって、特に問題は無し。
 ちなみに、3つに分かれたキーの最後の1つはデモゴーゴンが持っているそうな。
 くそー、探し物と救出が得意なリーアだけあって情報が早いぜコンチクショウ。結局手が出ないじゃないか。分かっても嬉しくねー。
 
・オリジンの場合
 奥ゆかしいところのあるアル・アクバルは実力に反して位が低い。自分を神格に取り上げてくれた神より低い位置に居つづけているのだ。
 こう言うのもなんだが気の利いた人格者なので、ここでもトラブルは起こらなかった。
 オリジン自身がディヴァイン・チャンピオン(直訳すれば神の代理戦士)をMAX取っている人物だし、ブレード・オブ・ファアリーマイトの一件でアル・アクバル本人を呼び出している経緯もあり、別に緊張する場面でもなかったのだが… PLの弁当屋氏は(ゲーム暦が短いので当然だが)この手のプレイ展開の慣れが少なく、多少引っかかる部分があった。
 まー、こーゆーのもテーブルトークのひとつの側面だよね。
 
・クジラの場合
 ペイロアはGH世界で最大の(最大の信者数を誇る)神だけあって、リーアやアル・アクバルのようには行かなかった。簡単に面会できた上の二人と違い、パラディンLVが少しあるだけの彼は、とりあえずディヴァインエージェントに仲介を頼むところから始めなければならなかったのだ。なまじか、ギルバットが神々の地元に直接いけるため(LVさえあれば誰でもいけるが)、手順を踏むのを省いてしまったわけだ。
 気を取り直してGHシティで人間の代理人に会い、ここからセレスチャルの代理人に会い、ようやくペイロア本人と面会する事に。
 リーアやアル・アクバルと違ってパワーの強いペイロアは、強烈過ぎるオーラでクジラを死なせてしまわないようにドア越しに面会をした。
 やっぱ業界最大手はちがうよなぁ。
 ここでは、他からの根回しが効いて無難に終了。
 
 賛成票を投じてくれそうなラオへのあいさつ回りは無事に終わった。ここに到るまでに暴力的な手段を避けてきたし、そもそも手間を掛けている理由が人を(タイタンを)死なせないためなので、ラオの主義と合致するからだ。ちなみに3人全員で行った。
 
 さて、このあとが問題だ。
 今回の件で絶対に挨拶しないといけない、ネルル先生なわけですよ。
 リーア曰く、タイタンを捕まえた時から投獄でなく死刑を求めていたそうで、その上影響力が強いので(GH世界では数少ない上級神格なので)交渉が難しいのだ。
 とりあえず、GHシティにいる一番偉いネルルのクレリックに当って、ディヴァイン・エージェントの心当たりを聞いてみたところ、シー・プリンスの海で幽霊船の船長をやってる幽霊を紹介される。
 なるほど、自分のトコの人材に向かって「じゃぁ君、有望だから殺してあげる」というネルル先生のエージェントとなると、幽霊でもないと勤まらないらしい。
 ネルル先生のパワーが強い関係で、クレリックのギルバットだけが交渉の場に赴く。
 なんかこー、自家菜園みたいなところで(魂の)稲刈りをしているネルルと会い、死亡や輪廻の仕組みが阻害されている事と、元神格のタイタンのポートフォリオが放出されそうな事を取りあげて、なんとかかんとかOKを貰って帰ってきた。
 
 正直、このやり取りはスゲー疲れた。
 
 あと、ミーポにアイオーへの連絡を頼んだらあっという間に片がついた。さすがディヴァインエージェントを10LV取ってるヤツは話が早いなぁ。
 
 これで、自前の神様と、グッドとイビルとニュートラルにそれぞれ連絡がつき、会議の方は満足すべき結果が得られる事になった。
 フォルトスは相変わらずイヤイヤそうだったらしいが。
 
 結果を得て、タイタンのところへ行って石化をスクロールから撃ち(この期に及んでアーケンスペルを撃つにはキャスタLVチェックが必要ってのもどうよ)、アイテムを借りると、ようやく20面を振る時間がやってきた。
 
 早速ポジティブエナジープレーンにある「魂の砦」に向かい(どうでも良いがこの砦は沢山あるうちの1つらしい)、入り口前で見張っているザコデーモン(ザコといってもCR14が9匹だが)をクジラの一声で追い払って中へ入る事に。
 
 と、この時、恐らくウインドウォークだろう呪文で待ち構えていた何かが通り抜けていった。出目が悪くて確認できなかったが、状況からしてカシザール以外はちょっと考えにくい。
 これは流石にまずいので、自分達が入って即座にドアを閉め、魔法の痕跡をたどって追跡を開始。細かい作業もしたかったがとにかく相手が速すぎる(ウインドウオークは時速数百キロ出る)。
 急いで追うのだが、やはり素通りさせてしまったモンスターたちとの戦闘で、追跡は失敗する事になる。
 
 モンスターの内訳だが、でかいフィーンディッシュ・クマー、ハーフドラゴン・エティン、ハーフドラゴン・コボルトのファイタ、大き目のキメラ。以上だった。クマーは命中が+52もある上にHPが480という大盤振る舞い。エティンも素で強いのが強化されていて大ダメージディーラーだった。
 
 とりあえず、時間も押していたのでここで終了。
 終了後の食事では、ディスジャンクションの恐怖を聞いた弁当屋氏が意気消沈していた。
 そらまー、アーティファクト持ってる人には嫌な話だよねー。