今月のシャウンティア

 
 
 今回の卓分けは… 4卓で、継続プレイ中の「FMMと行くどっかの旅」「GHルーイン」(の、準備かな?)、火狩さんの初心者対応卓、とーちゃんさんのさんの初心者対応卓でした。
 
 私は火狩さんのところでサポート役を希望。
 とは言え、本当に初心者なのは奥様コンビのみ。その他に問題があるのはトール君だけ。いや、とーちゃんさんの卓にはバードで入ってる問題児が居るけどね。
 でまぁ、トール君なんだけど、今回は火狩さんのさした釘が効いて、何とかましになった。
 正直、以前HJコンで卓を囲んだ時は卓の全員が彼を殴りたくて仕方なかったんだけど、今回は何とかなるレベル。
 キャラクターを全面的に作り直させて、プレイ中に何度か公然と怒るだけで済んだのだから、むしろ儲けものだ。
 
 …心理学だか教育学だかしらないが、人が成長していく上で、他人というものを理解できるというか、自分以外のことを考えていけるようになるのは、小学校低学年以降だそうだ。
(少なくとも日本では。紛争地帯の事は知らん)。
 赤ん坊の頃は、両親どころか世界の全てが幼子(自分)を中心に回っている。
 
 コンベに良く居るゲーマーは精神的な成熟において、他人を理解できず自分を中心に置く段階だということだ。
 自分が楽しいキャラ設定。
 自分が楽しいキャラデータ。
 他人との協調を考慮しないキャラ設定。
 他人との協調を考慮しないキャラデータ。
 
 最近のできが良いゲームシステムでは、他人との協調はシステムに強要されるし、運用においても協調を前面/全面に押し出すように指示されている。
 前者はPC番号による結びつきであり、後者はハンドアウトだ。
 両方に掛かるのはヒーローポイント的な、掛け合いで得るポイントだろう。
 手順を用意してやり、エサまでぶら下げないと動かない。
 貴賓でも迎えるかのような丁重な扱いをしないとゲームができない。自分から参加したくせにね。
 大人と言うのは、自分で行動が出来る人だよね?
 
 D&Dが分からない人にはわからないだろうが、数値的な証拠を出そう。
 トール君は、50ポイントの能力値でクレリックを作り、カリスマを6にしました。
 数値の意味がわかる人には、彼が他人のために行動しないし、自分で選んだ自分の役割を果たす気がないことも分かるはずです。
 
 彼の主張はもちろんこうです。
「だってガチなキャラは俺が楽しくない」
 このように、彼の精神世界には自分しかいないので、自分だけが重要で、他人というものがないんですね。
 ガチじゃないから怒られているとしか考えられない。考えない、ではなくて、考えられない。
 自分が弱い(キャラが弱い)から怒られるとしか、結びつかないワケです。
 だって、世界には自分しか居ないわけですから、他の事、つまり自分自身の事以外で怒られるなんて、発想すらできないわけですよ。
 周囲の面々が、罵倒したり、諭したり、勘違いを指摘しても意味を理解できませんでした。
 理解できないトール君が選んだ対応は、彼なりの「数値的に最適なキャラ」を作って見せる事でした。
 
(少なくとも有害ではなくなったので)とりあえず周囲からの大ブーイングが収まりはしたものの、結局のところ理解はしていませんから、プレイ中に何度か公然と怒られるわけですね。
 つまらないエゴや見栄を捨てて初心者として参加すれば、怒られずに丁寧に色々と教えてもらえたでしょうに、彼にはその選択ができないわけですね。
 
 
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 しかし、火狩さんのさした釘は本当に効果的だったから、ちょっと引用してみよう。
 というか、私も今後使わせてもらおう。
 
「今日は初心者対応卓なので、初心者ではない人は、お手本になるような良いプレイをする。
 それが出来ない人は、初心者として参加するか、参加しない」
 
 これは、言われてみればその通りだけど、自分で言った事はなかった。
 初心者が自分のテーブルに入ってきたら、必ず宣言しよう。
 
 
 とまぁ、初心者対応をべた誉めしてはいるものの、シナリオのほうは正統派なD&Dだった。 
 だって、ドッペルゲンガーにラストモンスターにゼラチナスキューブにドラゴンですよ(笑)
 キャリオンクロウラーは、ワンダリングで出す予定だったそうですが、PLの華麗な出目のお陰で回避できました。
 3LVで、ヴェリーヤングとは言えレッドドラゴン。これはヘビーでした。
 
 導入というか、情報収集部分のシティでドッペルゲンガーシリアルキラーっぽく入れ替わっていたり、何気ない品物がキーアイテムだったりと、ダンジョン誌のシナリオを上手くトーチポートに当てはめて活用していました。
 
 戦闘面では実によいパーティでした。ドラゴンすら転ばせるトリッパーのシェリー(HFN)、模範的パラディンのピーター(愛称はピーたん)、シールドアザーとディヴァインスペルパワーでパラディンを支えるドワーフクレリックのグリン、正統派火力ソーサラーのポピー、グレイエルフのローグとウイザードのコンビ。
 私は地味なウイザードで、知識スキルを振っては失敗して困ってばかりいました。ラストモンスターのアレを説明できなかったのが痛恨。まぁ、熟練PLたちの華麗な出目(フランキングしつつも2とか3で外す)で被害はなかったんですけどね。
 エンフィーブルメントも外すし、悔しいなぁ。
 
 今後のキャラクター成長はどうしようかと悩み気味。
 せっかく色々勉強できる環境だから、セレブレマンサーでも目指そうかな。
 いつまでもセレスチャル・ブリリアンス頼りとかサドンマキシマイズ・ファイアボールはいけないと思うし。