遮蔽とか
したらばの質問板で盛り上がっているので、ちょっと参戦。
私も霧や遮蔽物による視認困難を誤解というか、勘違いしてたんで、自分の失敗談を元に書いてみます。
敵自
このように並んでいると、相互の距離は5ftです。ですよね?
片方が霧の中にいると、両者の間には霧がある。
そしてフォグ系呪文の解説には霧が5ftなら〜と説明があるから、
「両者が」
視認困難だと考えていました。
私がどう誤解していたかというと…
並んでいる状態だと、相互の距離は5ftですよね?
間に霧があって5ftの距離があるからには、呪文の説明どおりなら、視認困難が起こって然るべきじゃないですか。
オブスキュアリングミストは5ft、フォグクラウド以内と表記されていますから、少なくともフォグクラウドのように 「5ft以下」 なら、あいだの霧の幅が 「ゼロ以上5ft以下」 なのは確かなので、このように考えていました。
はてさて。
どのように考え直したかといいますと、これは単純で、呪文の起点をよく読んだだけです。
ええと、呪文の起点は
「必ずグリッドの交点」です。173ページ参照。
また同じく173ページの「効果範囲」の最後の文章に、どこまでが効果範囲なのか、明記されています。
この173ページ最後の文章を、少し詳しく説明します。
123 数字はマスの角、グリッドの交点だと思ってください。
456
□□ ← このような2マスを表わしています。
1245 のマスの中に敵がいて、
2356 のマスの中に自分がいる
自分のマス、
つまり 2356 のマスまで「呪文の効果範囲」だった場合、
敵のマス、
つまり 1245 のマスの、2と5の「グリッドの交点とその辺」も効果範囲に触れていますが…
説明文の最後にある通り、
「しかし、呪文の効果範囲が、そのマスの起点から近いほうの辺にしか触れていなかったなら、そのマスの中のものは、その呪文の作用を受けない」
このようになります。
誤解していた時の判断の根拠:
相互の距離で考えていた
正しいルール:
起点からの距離で考えてね
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オマケ
遮蔽などを考える際の、線の交差と重複。
したらばのダイス板でも出ましたが、これまた同じミスをしていたので日記に掲載。
赤い線は、視線が通らない例です。
つまり、この位置関係だと互いに見えません。
見えないという事は、同時に攻撃の対象にも取れないという事です。
遮蔽云々以前の問題。
ただ、これが混乱の元になっていると思うんですが、
視線の先の 「グリッドの交点」は見えますし、
呪文の起点に取ることも出来ます。
あくまでも 「マスの中は見えない」 であって、
「グリッドは見える」 わけです。
青の線は、遮蔽にならない例です。
障害物の 「辺」 や 「角」 に、
「重複」 するのは、問題ないんです。
ダメなのは 「交差」 している時だけです。
重複は、重なっている状態です。
したらばでも言っていましたが、英語で言うとオーバーラップ。
交差というのは、十字路のように、一つの線をもう一つが
「突き抜けている」 場合です。
ええと、考え方としては…
直線上の点、ABCDを考えてください。
線ADは、線BCを重複し通過(オーバーラップ)していますが、
「交差」 は、していませんよね?
「角」 に触れている場合でも、「突き抜けて」 はいませんよね?
えっと、図はミニチュアハンドブックと同じ配置で、説明もその辺からですが…
ルール大辞典の説明文にも 「3.0のミニチュアハンドブックでも〜」とか書いてるから、参照元としては信用してOKです。
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はてさて。
よく見てよく読んだ人は気付いたと思いますが…
赤い線の、視線の例では、角に触れたらダメで、
青い線の、遮蔽の例では、角に触れてもOKですよね?
これは、どうなっているのか?
視線は、交点が1つだけ結べてもダメ=見えない。
遮蔽は、線が交点に触れても良い=遮蔽ナシ。
扱ってるモノ、判定の内容、得たい結果が違うからです。
繰り返しますが、視線の×の例でも、
「マスの中は見えない」 と言うだけで、
「グリッドの交点」 は見えるし 「呪文の起点」 にして良いのです。
こんなトコです〜