マスター･オブ･ナイン

　
　
　マスター･オブ･ナイン。
　これはＴｏＢに数ある上級クラスの中でも、最もロマン成分の濃いモノである。
　
　全く関連の無い特技5つ
　異なる6流派の技
　10ランクのスキル4つ
　
　この下積み7LVと上限5LVまでを積んだ最終12LVで得られるものは何か？
　
・デュアルスタンス
『構え』の二重起動を10R/日
　デュアルスタンスで構え2つ分上がり、+6。
　全Rと即行の［打撃］技で、+6。
［打撃］技で、+2。
　理屈の上では平時より命中+2〜+4。
　
・マスター･オブ･ナイン
［打撃］技使用時に、命中+2と、
　用意してある打撃技の流派の数だけダメージに+1。
　理屈の上では無名+9ダメ、現実的には+6程度。
　
　見ての通り固定ダメージが上がるので二刀流に適している。
　
　しかし、4つの流派に対応した武器は+5相当であり、
これを二刀流にすると5万gp*2で10万gpである。
　
　結果、13LV（所持金11万gp）以降でないと現実的ではない。
　この残念な結果を踏まえつつ、数字を追いかけてみよう。
　
　マーシャルディシプリンウエポンは、技か構えを使用中だと
命中のみ強化ボーナスが+1から+3に増加する。
　このため、4つを同時使用すれば+4が+12に増える。
　
　実際には限定されたコンボにしか適用できない。
具体的、理想的には、
　
・フラッシングサン（DW,全R）で攻撃回数+1
・ダンシングマングース（TC,即行）で攻撃回数+1〜2。
・アイランス･オブ･ブーレズ（SH構え）で命中+2挟撃と
　特技シャドウブレイドでダメージにDexModを追加
・ジャイアントキリング（SS構え）で命中+2、ダメージ+4
　
　12〜13LVのMo9はBABが9か10しかないので、《二刀流強化》までしても7回攻撃（ヘイストで8回）が限界である。
　
［打撃］技6つ、Str14、Dex18と仮定、敵は大型、挟撃、BAB9。
　
命中：30/30/30/30/25/25/25
　+9BAB,+1W-Fo,+12Enh,+4Dex,+2Mo9,+2GKS,
+2Flank,-2二刀流,
　
ダメージ：d6+17*4,16*3　7d6+116 = 24+116 = 140
　+6Mo9,+4Dex,+2/+1Str,+4GKS,+1Enh
　
　能力値が低い（1LV時で可能）だが、これは武器代が高価すぎて予算を回せないからである。
　
　WBメインで組むと15LV以降で《近接武器体得》まで取れるし武器代も抑えられるので、その方が素直に強いのだが、攻撃回数は大幅に落ちる。
　SSだと15LVでBAB11、WBだと14LVでBAB11。
　
　
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　総合的に見て…
　
　ダメだこりゃ。