パラライズ

 
 
 右の下目蓋から下唇に掛けて、麻痺している。
また、右眼のピント調節機能も弱くなっている。
 
 このせいで食事をすると下の歯と唇の間に食べ物が残るようになったし、喋る際にも違和感がある。クシャミをすると右の耳に奇妙に響くし、患部全体に薄く痛みがある。
 下目蓋が反応しないため瞬きが不十分になり、目が乾く。止むを得ず眼帯を付けたのだが、中二病と間違えられないだろうか。
 
 ググったところ、放置しても三週間ほどで治るそうだが、三週間はきつい。
 
 症状の出始めは日曜のサバゲの帰りで、おそらく、この時のバス待ちの時に余りにも寒い風にさらされたからではないだろうか。或いはマスクでの圧迫、合わせ技か。
 その時は猛烈に涙が溢れていた記憶があるが、月曜火曜は、そんな大したこと無かったんだよなぁ。
 
 眼帯を買った薬局で聞いたら、とにかく温めることと、神経関連の医者にかかるように勧められた。
(この時、物凄く断言を避ける言い回しをされた。どんな風に温めるのかについて、こちらの言う具体的な方法を全却下した上で温めろとだけ言うのだ。
 べっつにさぁ、300円の眼帯買っただけの店のアドバイスにあとから難癖つけたりしねーよ。世知辛い世の中だねぇ)。