マスターは偉くないし、ルール確認も後にしない
テイルズの映画版、ヴェスペリアのCMだったかな?
「あとで法を直すから、
いまは法に従って死んでくれ?
ふざけるなっ!」
文章が怪しいけど、大意としてこう。
あぁ、もちろん映画もゲームも見てないよ。
テーブルトークでも「ルール談義は後で」なんて言うけど、「後で」がちゃんと行われた事なんてありゃしない。
つーか、オマエがマスターだったとして、プレイ後に、プレイ中に死んだキャラにどう説明するワケ?
死ななきゃいいの?
じゃぁ、何ならいいの?
「後で」の、その内容をちゃんと考えているわけ?
口先だけの「後で」で誤魔化してるダケじゃねーの?
オレは後にしない派だから知らんけど、
「後で」派は何をどうしてるわけ?
ヒトに堂々言えるような方策を持ち合わせてるの?
あったらぜひとも聞かせてよ。
スゲー役立つモノになるから、
情報共有して活かそうぜ?
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そもそもとして(他は知らんけど)D&D3.5や4.0でルール処理で間違いがあったとしたら、けっこうスグ見つかるモンだよ。
だからオレ視点では、
「マスターが決めるべきで、
なおかつプレイヤが異を唱えるべきでない部分」
ってのはグレイゾーンくらいだ。
今は、アクションすら規定されずに「声の大きいプレイヤー」が好き勝手していた頃とは違う。
大抵のシステムでちゃんとした行動宣言ができるし、
「ルール優先、演出後付け」も周知されてる。
昔のように、ゲーム自体をプロデュース? 構築? 言葉はなんかテキトーに入れてもらうとして、マスターがマクロにもミクロにも手を入れなければゲームが機能しなかった時代とはもう違う。
そんな昔の頃なら、マスターに大きな権限を与えて、全体を見渡したゲーム構築をしてもらう必要があった。
目先しか見ない「現場の平社員」的なPLではなく、
全体と先を見る「管理職」的なGMが、
大きな権限を持って処理や判断を行う必要があった。
だが、いまは違う。
クラシック、いわゆる箱のシリーズや、ADセカンドもそうだが、その当時はアイテムを出す目安も宝物の目安も無く(モンスターごとにはあるが、PCのレベルごとには無かった)、町で買えるモノの指針も上限も無かった。
強さのバランス取りも、もちろん無かった。
D&Dに限らず他のゲームでも似たようなものだった。
縮尺の無い地図、人口が10倍に増える街、公式FAQなのに現場のGMに振る「常識で考えろ」という解答、そのくせ「鳥に変身しても飛べません」などの珍解答…
だが、いまは違う。
いまはカナリの部分で
「ルールやワールド記述に沿った、
ちゃんとした処理が行える」
マスターが一人で苦労してゲーム全体を構築(?) だのプロデュース(?)だのをする必要は無い。
もちろん不備はある。
穴も漏れもある。
でも、分かりやすい大きな方針があって、
それに従うことが出来るように考えられてるから、
軸がブレにくいのだ。
※ だがSW2.0、テメーはダメだ。特に乱戦ルールな。
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ルールの多さは面倒くささにつながるけど、
逆に言えば
「面倒ではあるけれど、誰でも手順を守って出来る」
こういう利点になるんじゃないの?
それに、手順が決まっているなら、マスターだけが苦労してルール覚えなくても良いんだよね?
プレイヤーが覚えていても問題ないよね。
大きな手間だとしても、
参加者全員で分けるなら、
大した問題じゃなくなるよね?
俺の経験では、3.0以降でルール確認でスゲー時間食ったなんえ事は無い。
ミスやトラブルが発生した事はあるが
「みんなで確認してそれでOK」としたんだから、
後からミスが判明しても、全員の納得の上だから問題も無い。
※ 低脳なクソは
『「全員の納得の上だから問題も無い」と言うならGMに盲従でも同じだ』と言うだろうが、全然違う。
「全員がそれでOK」と思って処理するのと、
「GMの意見だけで決定」はまったく違う。
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つーか、何度も繰り返してるが、
「事前準備に時間の掛かるゲームで、
いきなり変更するのは良くない」
なせってさ、
金払ってサプリ買って、
時間使ってサプリ読み込んで、
工夫凝らしてキャラ作って、
それを、ルールも読まないヤツの
気分しだいで変更されたら…
気分悪ぃだろ?
むかつくだろ?
楽しくねぇだろ?
たかがルールを守るだけで、
たったそれだけで、
トラブルが無くなるんだから、
その程度はやれってハナシだよ。
テメー独り責任かぶれってんじゃなくて、
みんなでやろうってんだからよ。