学術だの論考だの。とりわけ例示について。

 
 
 とりあえず、AGSのは読んでない。
 ゼノやんの方と2chは目を通してる。
 
 ほいで、今回言いたいのは例示について。
 
 例とかカッコ書きってのは、本来、なくても成立するように書くものなんだ。
 
 カッコ書きで言えば…
 
 飛び道具(弓でも投石でもミサイルでもなんでも)ってのは、遠くまで届くほど良い。もうちょっと言うと、相手より遠くまで届くのが望ましいんだ。
 
 ね? この文章では、カッコの中身はなくても大丈夫でしょう?
 カッコの付け方の悪い例も出してみよう。
 
 飛び道具ってのは、弓でも投石でもミサイルでもなんでも、遠くまで届くほど良い。もうちょっと言うと、(相手より)遠くまで届くのが望ましいんだ。
 
 これだと、違和感あるよね?
 
 次に例示。
 
 ホームズにおけるワトソンのように、推理小説では読者に対する説明役が用意されていることが多い。
 
 これは、ホームズがあまりにも有名だから違和感が無いけど、こうすればより自然になる。
 
 推理小説では読者に対する説明役が用意されていることが多い。例えば、ホームズにおけるワトソンのように。
 
 次に悪い例として、知名度の低い単語が前に来る場合。
 
 ファンタズム・アドベンチャーのように、国産だけど製作は外国人というテーブルトークもあります。
 
 これは最初の例示がマイナーであるため、受け手の違和感が大きくなりがちだ。しかし、こうすればかなり自然になる。
 
 国産だけど製作は外国人というテーブルトークもあります。例えばファンタズム・アドベンチャーのように。
 
 この内容の並べ方だと、かなりストレスが少ないはずだ。
 
「国産だけど製作は外国人」という文章は、日本語が分れば誰でも理解できる。
 そしてこの後ろにくる単語は「国産」が付けられるもの、つまり商品や生産物に限定されるから、受けてとしても心の準備が出来る。
(商品名なんて世に数万、数億もあるし、その全て知ってるなんてあり得ないから、知らない単語が出てくるのも当然だよね。
 知らなくても普通の事だと体感できるから、ストレスにならないのだ)
 
 こうした意味で、AGSの文章は最悪だよね。
 あ、いや、ゼノやんの抜粋しか見て無いから、もしかしたら事前にもの凄い丁寧な説明があるかもしれないんだけど…
 ゼノやんの文書の内容から、説明が無いことは明白だしねぇ…
 
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 とにかく、読者にとって知らないモノを出すのは、物書きとしては褒められたやり口じゃないんだ。
 
 調べる手間が発生したり、読む気が失せたりするからね。
 
 でも、文の本意を明らかにした後で例示すれば、知らなくても読み飛ばせられると分るし、無用のストレスも発生しない。
 
 それどころか、読者が筆者を信用しているなら、読者にとってプラスになるんだ。
 だって、文の本意に沿った例示であれば、その例示に対して知識が得られたことになるんだよね?
 
 あ、えっと…
 
 大事な部分を強調しておくね。
 
 文の本意を明らかにした後で例示すれば
 
 コレ、超じゅーよー。
 
 う〜〜んとね。
 ワシらみたいなゲーマーは、説明を省略しすぎるというか…
 相手が知っている事を前提にしすぎる傾向があるのよ。
 
「オレはそんな事無い」 こう思った?
 
 もう四半世紀ほどゲームばっかしてるけど、テーブルトークでも、カードゲームでも、み〜〜んな、説明下手かつ説明好きだったよ。
 もちろん、ワシも含めて。
 
 試しに仲間内でこう聞いてみてよ。
 
「ゼロ状態の初心者が来たと思って、
 初心者向けキャラ(デッキ)を作って、
 使い方を説明してあげて」
 
 まともに説明できる人、どれだけいるかな?
 
 っていうか、マトモな説明が行われた場面に、出会ったことある?
 
 説明のノウハウを持ってる人って、すごい貴重だよね。
 
「複数の人が一斉に説明し出したら相手は混乱する。
 だから一人だけが喋るよう、周りを静かにさせる」
 
 これって説明の基本だけど、コレをするには、周囲を黙らせるだけの能力が要求されるんだよね?
 厨や困を黙らせれる人って、ホントに貴重。っていうか、見たこと無い。
 繰り返すけど、オレも含めて。
 
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 ハナシが纏まってないトコに急に路線変更で申し訳ないんだけど、今回言いたかったのはコレ。
 
「みんな、説明の初心者なんだ」
 
「初心者対応の初心者なんだ」
 
 こう、言っておけば、あるいはこの自覚があれば…
 受け手も語り手も、少しいい状態になるかもしれない。
 
 とりあえず、今回は以上。
 
 
 と思ったけど愚痴を続けちゃいます。
 でも愚痴だから隠す。
 読んで文句を言わないように。
 
 
 
 って言うかね、少し時間がたつのを待ったんだけど…
 
 初心者が前衛やって、6LVなのにBAB5の時、ベテランがLV10相当の相棒連れて、ツメツメ噛む尻尾の4回攻撃、しかも能力値毒付きってどうよ?
 
 初心者の前衛の出番を、本体ですらない相棒に奪わせて、それで初心者が楽しめると思うワケ?
 初心者対応なんて考えもしなかった?
 
 テーブルトークって、相手次第、仲間次第、行動次第で行く末が変るゲームなんだよね?
 
 その、相互作用が前提のゲームで、周りのことは考えなかった?
 
 それとも、
「オレじゃない誰か」が考えるべきだから、知ったこっちゃない?
 
 具体的にはこう?
「マスターの仕事だからオレは知らねぇ、勝手にやる」
 
 まぁ、卓の最大責任はマスターにあると言えばそれまでだが、もう一人の相棒を連れてた人は入れ替えのネタにしたりして、あくまで「術者としての活用」をしてたのよ。
 そーゆーのを期待してたの。
 
 そーいや、セッションハンドリングの技術体系をまとめた教本テキストが欲しいって意見もあったみたいだけど…
 
 リプレイって、そのためのモンなんじゃねーの?
 っていうか、そうなってないから、ワシ、リプレイ嫌いなんだけど。
(というか価値を見出せない)
 
 いつだったか、誰だったかに言ったのよ。
 
オレ
「現場のマスター的には、リプレイの内容として、失敗とそのリカバリーの例が欲しい」
 
誰だったか 
「ページが足りないから無理」
 
オレ
「…必要な事を載せる分が足りないって、おかしくね? 」
 
 実際にプレイすりゃ分るコトだけど、テーブルトークでミスしない人なんていない。
 
 じゃあ、ビギナーがやっちゃう失敗を何とかする方法を載せるのは、ベンダのやる事の一つなんじゃない?
 
 模型雑誌のホビージャパンでは、初心者向けの製作ガイド記事で、ちゃんと失敗のフォロー方法を書いてるよ。
 
 手順が凄くしっかりしてて、こうなってる。
 
・ニッパーでの切り過ぎをあらかじめ注意。
 対応として、
 「わざと残して、後でデザインナイフでカット」
 「場所によってはまずランラーごと残してカット」
 このように「失敗しない方法」を書いた後で
 
・切り過ぎた場合の対応として、
 「少しなら瞬着をわざと付けすぎる」
 「ときパテ盛り」
 「ランナー貼り」 ← ランナーは材質が同じで相性が良い
 
 とまぁ、具体的かつ種類が豊富だ。
 
 ここまでやった上で、さらにペーパーやすりのかけ過ぎの注意とかもしている。
(曲線や曲面が、直線や平面になっちゃうとかね)
 
 
 模型は歴史も積み重ねもあるじゃないか、だって?
 テーブルトークだってあるだろ。
 
 困った事に、テーブルトークの場合は文句を付けやすいとか、声の大きい奴の意見が通りやすいとか、人間力の悪い部分が出て邪魔されちゃうけど、
 それでも、ハッキリ目に見える、確かな部分はあるんだよ。
 
 繰り返しになるけど…
 
 初心者が前衛やって、6LVなのにBAB5の時、ベテランがLV10相当の相棒連れて、ツメツメ噛む尻尾の4回攻撃、しかも能力値毒付きってどうよ?
 
 これは、目に見えない部分か?
 分りにくいか?
 
 えー、だって、テーブルトークは模型やカードゲームと違って曖昧だし、
状況によるから一概に言えないよぉ。
 
 なんて逃げられるコトか?
 
 いつまで経ってもグニャグニャしたどっちつかずの曖昧逃げしてたら、セッションハンドリングの技術体系なんて纏まるわけが無ぇだろ?
 
 ページが無いから失敗したときの対応は載せません。
 
 これで技術が伸びるか?
 蓄積されるか?
 
 失敗が無いから、リプレイは読んで満足できる。
 失敗の取り返しが付かないから、実プレイは不満が出る。
 
 繰り返すけど、実プレイで失敗しない奴なんていないぜ?
 
 取り返しの付かない失敗が毎回のように起こって、
それで満足する奴なんてどこにいるんだ?
 
 ありえないだろJK?
 やらない男AA略
 
 結果として、失敗や迷惑を気にしないタイプのクソ野郎ばかりが残る。
 
 あるいは、マスターの裁定だから で全て済まして
 
「まるで成長していない」AA略
 
 の繰り返し。
 
 なぁ「失敗とその対応」の例示が必要なんじゃねぇか?
 
 マスターに盲目的に従え! よりは、
 
 よっぽど建設的だと思うぜ。
 
 
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 う〜〜ん……
 
 文章が纏まってないな。
 少なくとも、二回に分けて書くべき内容だ。
 
 長いし、主題がハッキリしないし。
 
 愚痴を付けなきゃキレイに纏まってるのになぁ