基本的な部分の改定

 
 気付きにくいですが、わりと重要な追加ルールがあります。
 即行(スイフト)アクションと、
 割り込み(イミディエイト)アクションです。
 
 これらはフリーアクションでフォローできない部分を埋めるために
作られたルールです(たぶん)。
 
 具体的にはフェザーフォールの呪文です。
 他人の手番に行動するには「待機」が必要ですが、フェザー
フォールの呪文は例外として他人の手番に割り込んで行動できました。
 しかし、例外ってのはD&Dくらい緻密なルールになってくると
色々問題が出るわけです。
 
 最初は、即行アクションだけが作られました。
 書籍としてはミニチュアハンドブックが初出だと思います。
 これは「1Rに1回だけ行えるフリーアクション」です。
 
 そもそもフリーアクションはフォローする範囲がとても広く、
扱いに困る部分もありました。
 一番の問題は、
 1Rに1回だけできるフリーアクションと、
 1Rに何回でもできるフリーアクションのように、
 誤解したり混同したりするパターンがあったことです。
 これに対応した(と、予想される)のが即行アクションです。
 フリーアクションと区別して、一回だけ行えるものを切り出しました。
 
 しかし結局、フェザーフォールのような場合に対応できない事から、
待機せずに他人の行動に対応して行動する区分が生まれました。
 これが割り込みアクションです。
 文字通り、他人の手番に割り込めるわけですね。
 
 呪文としては、私の知る範囲ではフェザーフォールとエンタイス・
ギフト(不浄なる暗黒の書)しかありませんが、人間が行う行動と
しては… いや、ちょっと違うか。
 状況再現する際にルール邪魔にならないよう調整されたワケですね。
 
 この新しいアクションは、押さえておいた方が良いでしょう。
 
 
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