01 特技1

 
 
 いよいよ始まりました、冒険者大全の雑感。
 内容は薄めずに、でも、手早く終わらせたいですね。
 
 特技、スキル、アイテム、呪文、新規コアクラス、プレステ。こんな順番でしょうか。
 
 久しぶりなんで、五段階評価の内訳とか出しておきましょう。
 
1 取る価値無し。何かよっぽどやりたい事がない限り不要。
2 性能が悪い。あるいは何かの下位互換や代用可能である。
3 普通。単品で取っても意味があるか、それ自身の価値は低く目でもコンボのパーツだとか。
4 良い。単品でも使える上にコンボのパーツだとか。
5 やり過ぎ。とにかく取れ、必須。そんな感じのフィート。
 
 今回の特技は54個あるので…
 一日18個やって、3回で終わらせますか。
 
 では、開始です〜〜〜
 
 
 枝渡り:1
 使用のチャンスが限定されすぎる。下生えがあるからと言って必ず森林であるとは限らないし、森林だからと言って必ず下生えがあるとも限らないのだ。
 繰り返すが、使用のチャンスが限定されすぎている。フィートをつぎ込む事はありえない。
 そして、魔法効果で下生えは無視できる(高価だが)。金で買えないフィートを、金で買える効果につぎ込むのはありえない。
 仮に、必ず森林で必ず下生えがある地形でプレイするとしたら必須だが、そんな状況はレアケースだろう。キャンペーンの途中でそのような土地に出くわしたなら、アイテムか、サイキック・リフォーメイションで一時的に獲得すればよい。
 つか、素直に飛べばいいじゃん。
 
 ネタ的解釈としては、まぁ、ニンジャ絡みですよね。この本でニンジャ出てきたし。
 ナルトだと、火の国はほとんど密林っぽいけど、火の国以外では、まず無いよねぇ…
 
 
 音なき呪歌:2
 敵に、それと悟らせずにペナルティを与える事が出来るのは優秀。他にちょっと思いつかない。
 しかし、敵にペナルティを与える呪歌がどれだけあるかと考えると、評価としては下げざるを得ない。
 味方にボーナスを与えるにしろ、バードが隠れられない理由が無いので、音まで隠す意味がほとんど無いのだ。
 
 ネタ的解釈としては、これはかなり多い。
 リングにかけろでは初代でも今代でも登場したし、男塾にも竪琴使いが登場している。読んでないから分からないが、烈火の炎とか、その辺の超能力バトルマンガでは定番ではないだろうか。
 マンガの再現パーツがまた一つ増えたと言う事で、ネタの側面からは評価が高い。
 
 
 音による補足:2から3くらい
 
 大変なミスをしていました。Nyaroさん、ご指摘ありがとうございます
 以下は訂正版になります。
 
 自分が盲目状態だったり、何らかの理由で相手が見えない状態になっても、聞き耳DC25で 「どのマスに人がいるのか分かる」 ので、それなりに重宝するでしょう。
 ただし、移動アクションを消費して、さらに聞き耳25を出せるならば、だが。
 
 不可視状態の敵を、聞き耳で位置特定するには、通常は目標の忍び足+20が必要になりますが(DMGの不可視状態を参照)、この特技があれば+15に減るようです。
 こう考えると、条件付き(30ft以内で効果線が必要)であっても、固定値の25で位置がわかるのは有効かもしれません。
 
 総合して考えると、聞き耳がクラススキルのバーバリアンやモンクなら、決して悪い特技ではないでしょう。
 特にピアース系を制覇した後でなら、前提の余計な無視界戦闘もクリアしていますし。
 でも、やはり条件付きですね。単品で評価3には届かない感じです。
 後述の、迅速なる偵察と組み合わせると、価値が増すでしょう。
 
 
 消え残る呪歌:2くらい
 メインで使う3曲だから悪くないが、回数増加の方が使い分けが利いて便利なのでは?
 歌に特化するなら取る価値があると思いますが、それ以外では不要でしょう。
 
 
 機会攻撃の巧み:2から3
 前提のDex15がちょっと厳しい。でも、とる人ならクリアしているだろうから、取れるなら役立つでしょう。
 強行突破と相殺するように見えるが、これは相手が強行突破しなくても+4なのでちょっとお得感がある。
 
 
 危険感知:2
 人によっては欲しいだろうけど、どうだろう?
 イニシアチブ取った方が勝ち、みたいな環境なら必須だろう。自分がディスジャンクションのカウンター要員なら、やはり必須だろう。
 でも、そんなプレイはしたくないなぁ。
 それと、スニークに人生をかけている人も取るかもしれない。敵より先に動く必要があるからね。
 
 
 機動発動:3から4
 誤解を招きやすい書き方だなぁ。
 移動して、呪文を唱えて、また移動する事が出来る。二回移動して呪文もokって事ね。
 これは文句なしに便利だろう。
 隠れている(視線や効果線が切れている)場所から出てきて、呪文を唱えて帰ってくることが出来るからだ。機動射撃と同じ事を呪文でやるわけね。
 位置取りに関して自由度が増し、その分、考えるプレイを要求されるが、術者なんだから構わないでしょう?
 
 
 強烈なる個性:1
 げー、これって精神作用だけなんだ。使えねー。
 そんなの暫くすれば呪文で完全耐性くれるって。
 例えばこんな〜 の方で取っちゃったけど、これは差し替えだな。
 
 
 緊急投地:1か2
 ここまでしてファイヤボール避けなくても…
 昨今では、伏せているとかなりの確率で死ぬので、これが無くて死ぬのと、これのお陰で生き延びるのはあまり変わりが無いとも言える。
 一部の変態のように、軽業で35が出るとか、AO無しでフリーアクションで立てるとか、そう言う人なら取るかもね。いわゆるコンボパーツ。
 
 
 草木に染み入る呪歌:1
 えーっと、なんだっけ、未訳の「ロストエンパイア・オブ・フェイルーン」には、グリーンボンドとかいう植物で強化されたサモン系があるようだけど、それでもない限り、植物なんかそうそう出くわさないっての。敵でも味方でも。
 使用チャンス自体が少ないものにフィートをつぎ込む必要は全く無い。以上。
 
 
 献身の芸能者:1
 パラディンとマルチするフィートその1
 アライメント変更が前提ってどうよ?
 ウザイ議論のきっかけになるので、このフィートはとりあえず無視。
 効果自体は、有効性も含めて普通。アライメントでトラブらないと仮定したら、評価は2から3。
 
 
 献身の審問者:1
 パラディンとマルチするフィートその2
 このシリーズでは珍しく、両者のレベルを合計しない。
 
 状況が限定されるスニークと、
 回数が限定されるスマイトを、両方つぎ込んで、
 STありで、失敗しても1ラウンドだけの、
 幻惑状態にさせる。
 
 マジで、人を舐めてるんじゃないですかね?
 
 
 献身の追跡者:2
 パラディンとマルチするフィートその3
 フィートの効果としては標準的だが、パラディンとレンジャーという組み合わせ自体が微妙。
 特別な乗騎+動物の相棒は悪くないが、それはレンジャ4の部分を素直にパラ4にしておけば良いんじゃないだろうか?
 あー、なんとなく、ADDセカンド時代のエルブンキャバっぽい感じがしてきた。
 二刀流で馬上から斬りかかる人。いやエルフだけど。
 しかし、パラディンとレンジャーの術者LVが両方落ちるのは厳しい。
 最初から呪文など無いと思い込むか、あるいはUA(未訳のオプションルール集)でも使って呪文なしにしないと、やってられない。
 
 
 自然との絆:2
 この本お得意の、マルチクラス用フィート。
 自然の化身レベルを3だけ補ってくれる。ウォーシェイパー3とか混ぜるのはあるだろうから、悪くは無い。ただ、ドルイドはフィートがカツカツなので取れるかどうかは微妙。
 
 
 呪文発動偽装:4から5
 これは、狙ってキャラを作られるとかなりの切り札になる。
 いわゆる、首ナイフなシチュエーションもこれで解決できてしまう。
 ソーサラーのメタマジックのような物で、その場で適応できてしまうし、バードの芸能に対抗判定で勝てと言われるとかなり厳しいからだ。
 何にせよ、見破られても呪文の正体がわからないと言うのはずるい。判定をさせてくれないのだ。
 いわゆるロールプレイ派に見せてやりたいフィートですな。
「ふ〜ん、取らないんだ」とか言ってやりたい。悔しかったらゲーテでも諳んじながらキャストしろっての。
 
 
 呪文巻き込み禁止:3
 これも結構便利だが… 正直+25は難しい。例えばファイアボールで味方を外したい場合、28を出さなきゃいけないわけですが、以下のような数値になっております。
 15ランク、+3能力値(ブースト込み)、+4戦闘発動フィート、+2何かのブースト呪文(イレーションなど)
 以上で24です。
 味方を巻き込んで撃つのに、15%も失敗するのでは問題でしょう。
 少なくとも、不浄なる暗黒の書の冒頭にあるグッドとイビルの判定に照らし合わせると、イビルに傾きます。
 取得レベルを遅らせるとか、よほど呪文学判定に自信が無い限り、やめておきましょう。
 成功するならば、かなり使える部類なのでとって損は無いでしょう。
 
 
 進取の気性:2
 何か余程やりたいことがない限り、必要ないです。
 フィートは金で買えませんから、クラスや他のフィート、あるいは能力値配分を良く考えて、やり繰りに行き詰まった時だけ、このフィートを取りましょう。
 
 
 迅速な偵察:2
 上記の《音による補足》とのコンボパーツ。
 日本野鳥の会の再現パーツでもある。多分、ゴルゴ13もこれを取っている。
 そう考えると、悪くないのかなぁ? 諜報員(スパイ)には必須かもしれない。
 
 
 
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 とりあえず、第一回はここまで。
 18個はしんどいッス。
 
 
 追記
 やはり、無理して沢山やるとダメですね。音による捕捉と、もう一箇所、こっそり直しました。