だらだらと続き

 
 
 2chも見ておくものですな。
 ツッコまれた部分、つまり、サプリの部分的な導入の問題(トラブル)に
ついて書いたものが埋もれていました。
 整形して置いておきましょう。
 
 端的に言ってしまうと
エラッタ、バランス調整の類が適用されない」ってコト。
 
 あとは、不便さ、不自由さの解消ね。
 書かれてたけど、インコ対策とかDR対策とか。
 
 無きゃ無いでいーんじゃねって意見もあるけど、正直メンドい。
 一度便利に慣れちまうと前に戻れない法則。
 
 例えばホイールマウス
 昔はホイールなんて無かったけど、いま、無いマウスに替えたら
もの凄く不便を感じるでしょ?
 
 あとまぁ、不便以前に、やっぱバリエーション不足を感じるよ。
 呪文や地形や特殊能力の無いモンスタや状況じゃ、いわゆるナゴヤ戦闘だもん。
 
 d20なんて幅の広いダイス使ってる以上、1や2の差はダイスに吸収されるから、
呪文や地形や特殊能力によるバリエーションは必須。
 
 実際さ、オークとホブゴブの差を感じるのって難しくない?
 
 
 まぁ、ゴチャゴチャゆーてもしょせんはオモチャ屋の商品。
 サプリは、使ったほうが面白くなるように作られてるって事だよ。
 
 ホイでは、埋もれていた部分ね。
 
 
 *****
 
 ウイザーズもオモチャ屋さんなので、世界中どこでもある、オモチャ屋商法を
行っているのだ。
 
 例えばバンダイのプラモは、
最初に小さい(1/144)のを出し、
次に中くらい(1/100)の変形するのを出し、
最後に大きい(1/60)上に合体+変形するのを出す。
 
 ウイザースも似たようなもので、
まず、まぁまぁ便利程度の <説話蒐集家> を出し、
次に、コンボで超強力になる 《知識への献身》 を出す。
 
 これ以前にもこんな例がある。
 
まず、キャスター殺しの《MageSlayer/魔道師退治》 を出し、
次に、対策となる《シールドキャスティング》を出す。
 
 カードゲームというか、マジックは大会のあるゲームなので、意図的に波を作ってる。
マジックに限らず他のカードゲームでもね。
 
 いまは、赤が強い。次に黒が強くなる。その次は緑。
 でも、実はそれぞれメタ対策がある。赤には白のxx。黒には青のxx……
 
 ね、同じでしょ?
まず、メイジスレイヤーで非魔法前衛を強化。
次に、シールドキャスティングで……
さらに、メイジベインで対術者を強化
しかし、後発でメイジベインにエラッタ当たり弱体化…
 
 じゃあ、3.5のように、展開の終わった商品でサプリを一部しか使わないと……
どうなる?
 
 当然、変な穴が出来るよね。
 穴というか、表現が難しいけど、不都合のたぐい。
 
 サプリA、サプリB、サプリC…… と発売されるとして、
 
 Bに、Aのエラッタが掲載される。
 Bに、Aのバランス対抗データが掲載される
 
 Cに、Bのエラッタが掲載される。
 Cに、Bのバランス対抗データが掲載される
 
 仮にサプリBを使わない場合、こうなる。
 
・Aのトラブルが解決されない。なぜってエラッタが当たらないから。
・Cに、この環境では存在しない、対Bバランス対抗データが掲載される
 
 前者は、単純に困る。
 後者は、新たなバランスブレイカーとなる。あるいはイミフなデータとなる。
 
例えば……、
 Bでとあるクラスを強化したので、対抗でCで他のクラスを強化したが、
 Bが不採用なのでCだけ妙に突出して強くなってしまう。
 このような状況だ。
 
 具体的には、シールドキャスティングの無い世界のメイジスレイヤーや、その逆。
 
 シールドキャスティングって、単品だとイミフっつーか、〈精神集中〉で充分だから
ほぼ不要だよね?
 
 これは原理(しくみ)説明のために簡略化しているが、
 実際には《知識のへ献身》のように、前サプリとのコンボといったパターンもある。
 あるいは、後から発覚したエラッタで、直後じゃないかもしれない。